外壁塗装は下地処理が超重要！
投稿日：2023.3.30
「外壁塗装は下地処理が大事」というのを聞いたことはありませんか？
下地とは塗装する面のことを指し、一般的に住宅に行われる塗装工事は旧塗膜（活膜）を残して塗装します。
塗装する面は、これまでの汚れや劣化した塗膜（白亜化して粉状になった塗膜）が残っています。この状態で塗装してもうまく塗装は密着しません。
塗装してもすぐに剥がれてしまっては困りますよね？そして、長持ちする塗装に仕上げるためには「下地処理」が欠かせません！
下地処理について詳しく知っているという方はそう多くはないかと思います。ですが、これから外壁塗装をお考えの方は、下地処理の重要性はしっかり押さえておきたいところ。
そこで、本日は外壁塗装で行う下地処理について解説していきます！
【まずは塗装が定着する仕組みをチェック！】
外壁に使用するのは樹脂塗料です。名前の通り、樹脂を主成分とする塗料でして「樹脂＋添加剤＋顔料＋希釈剤」で構成されています。
樹脂塗料は、そのままだと固くて塗ることができませんから、シンナーや水などで希釈して液体にしてから使用します。塗装した塗料は時間が経つと水分が蒸発して塗膜を形成します。
この塗膜が外壁を風雨や太陽の紫外線などから保護してくれるのです。
塗装が外壁に定着しているのは、下地に塗膜がくっついているからです。塗膜には接着する性質があり、下地に密着することで長い期間保つことができます。
しかし、ただ塗料を塗れば下地に密着するかというとそうではありません。
そこで重要となるのが下地処理です。
それでは次になぜ下地処理が重要であるかをお伝えしていきます。
【塗装を剥がれにくくするには下地処理が重要！】
外壁は風雨や太陽の紫外線、砂埃、車の排気ガスなど様々要因でダメージを負い、不純物もたくさん付着しています。
先程もお伝えしたように塗装は下地にくっつくことで雨に流されず、振動などの衝撃を受けても剥がれずに保つことができます。
ただし、塗装が密着できるのは、良好な下地である必要があります。汚れや白亜化した塗膜の上では、うまく塗膜が密着してくれません。
下地処理は、こういった汚れや剥離した塗膜を調整して、塗装の密着性を高め、美しく塗装を仕上げるために行います。
下地処理をするのと、しないのとでは、塗装の耐久性が大きく変わってきます。剥がれにくい塗装に仕上げるには、下地処理が欠かせないということをぜひ覚えておきましょう！
劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。
【外壁塗装で行う下地処理の種類】
下地処理は塗装前に下地を整える作業のことです。
下地処理には複数の作業がありますので、一つずつご説明していきます。
【建物に付着する汚れを洗い流す高圧洗浄】
高圧洗浄は足場を設置した後の工事はじめに行う作業です。建物は風雨や砂埃、コケなどで汚れていますので、高圧洗浄機で汚れを洗浄します。
高圧洗浄についてはこちらの「外壁塗装や屋根塗装で行う高圧洗浄とは？なんで洗浄が必要なのかを徹底解説」をご覧ください。
【下地を整えるケレン】
ケレンという言葉はあまり聞き馴染みがないかもしれません。ケレンはサンドペーパーやスクレーパー、ディスクサンダーなどの道具を使って、下地を研磨する作業です。
経年劣化した下地は汚れや白亜化した塗膜などが付着し、表面も凹凸に荒れています。ケレンはこれらの不純物の除去と表面の平滑化のために行います。
ケレンすることで塗装の密着性が高まり、見栄えも美しく仕上がります。
【防水性と気密性を維持するコーキング工事】
コーキングは樹脂を主成分とする充填剤です。コーキングが充填されているところは、サイディングやALCなどの目地、窓や玄関などの開口部、部材の接合部や取り合い部などです。
コーキングは建物の隙間を埋める役割があり、防水性と気密性を担っています。コーキングも経年劣化してきますので、塗装工事と一緒に新しくすることが大切です。
コーキング工事についてはこちらの「コーキングとは？外壁塗装と一緒にメンテナンスをしよう！」をご覧ください。
【クラックなど損傷を直す補修工事】
外壁塗装ではクラックなどの損傷しているところを塗装前に補修することが大切です。不具合を残すと後々トラブルを起こし、せっかくの塗装もやり直さなければいけなくなってしまいます。
クラックとはひび割れのことでして、モルタル外壁などの硬い外壁材に発生します。「構造クラック」と「ヘアークラック」があり、損傷の程度で分けられています。
「構造クラック」は外壁の奥にまでヒビがはいっているため、耐震性にかかわる緊急性の高い損傷です。もし、クラックが大きい場合は、そのまま放置せずに問題がないか専門業者に状態を見てもらいましょう。
下地処理についてはこちらの「塗装前の下地処理」もご参考にしてください。
【外壁塗装をする時はちゃんと下地処理がされているか確認！】
ここまで外壁塗装で行う下地処理についておつたえしました。これから外壁塗装をお考えの方は、ぜひ以下の下地処理のポイントを覚えておいてください。
・塗装の耐久性は下地処理が左右する
・下地処理の種類は「高圧洗浄」「ケレン」「コーキング工事」「補修工事」がある
また、下地処理は塗装が仕上がってしまうと見えなくなってしまいます。
下地処理を省かれてしまわないように「見積もりのチェック」と「各工程の施工写真を撮ってもらう」などの対策を徹底しましょう！
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無料診断についてはこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。
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