外壁塗装の見積もりにある「付帯部」とは?
投稿日:2023.8.9
外壁塗装の見積もりを見た時に「付帯部」という項目に目にとまりませんでしたか?「付帯部」とは一体なんのことだろうと疑問に思われた方もいらっしゃるかと思います。
先に結論から申しますと、当然ですが、外壁塗装は外壁だけを塗装するわけではありません。外壁以外にも建物を構成する部材はたくさんあり、これらも定期的に塗装が必要です。
本日は、外壁と一緒に塗装する「付帯部」について解説していきます!
【付帯部はどんな部材がある?】
見ての通り、建物の部材は外壁だけではありませんよね?建物には雨水を排水するための雨樋や遮光、目隠し、防犯、防火などの役割がある雨戸やシャッターなどの建具もあります。
他にもたくさんの部材が建物には取り付けられています。外壁塗装はこれらの付帯部も一緒に塗装しますが、注意しなければならないのが、付帯部は建物によって取り付けられている部材が異なり、業者によっても付帯部に含む部材と含まない部材があります。これから外壁塗装工事をされる方は、しっかりとどこを塗装するかご自身でも把握する必要があるのです。
それでは付帯部はどんな部材があるかご紹介していきますね!
【付帯部の種類】
・雨樋
・軒天井
・破風板
・シャッターボックス、雨戸・戸袋
・霧除け、玄関庇
・水切り
・換気フード
・ウッドデッキ
・帯板
・門塀
・フェンス
・笠木
・玄関
・面格子
など
これだけでもけっこう部材がありますよね。建物によっては雨戸であったり、シャッターであったりと設置している部材が違います。塗装工事のときは必ずどんな部材があり、どこを塗装するのか細かく確認しておくことが大事です。
【付帯部を残してはいけない!外壁と一緒に塗装をお勧めする4つの理由】
塗装する範囲が広くなれば、その分だけ工事代が掛かります。付帯部を工事から除けば、その分だけ費用は下がるかもしれません。ですが、付帯部を抜いてしまうのはお勧めしません。
工事代は下がるかもしれませんが、デメリットが多く、長期的な目で見ると、むしろ費用が掛かってしまう場合もあります。それでは、付帯部は外壁と一緒に塗装したほうがいい4つの理由をご説明していきます。
【①見栄えが悪くなる】
1つ目の理由が「見栄えが悪くなる」からです。
当然ですが、付帯部を抜けば古くなっているところが残りますから、塗装できれいになったところと古いところの違いが大きくでてしまいます。
ちぐはぐな外観になってしまいますので、美観性を向上させるために付帯部は抜かずに建物全体を塗装したほうが工事をした甲斐があるでしょう。
【②劣化を防げない】
2つの目の理由は「劣化を防げない」からです。
付帯部の中には定期的に塗装しないと劣化が進んでしまう部材があります。ベランダ笠木や水切りなどの鉄部は、経年劣化で保護層が摩耗すると酸化しやすくなります。
サビは鉄自体を朽ちらせてしまいます。損傷が激しいと塗装では対応できず溶接などの補修や部材交換が必要になるため、外壁塗装のタイミングで塗装しておくことをお勧めします。
鉄部塗装についてはこちらの「鉄部は錆びる前に!鉄が錆びてしまう原因と錆の種類・鉄部塗装の重要ポイント!」をご覧ください。
【③塗装コストが高くなってしまう】
3つ目の理由は「塗装コストが高くなってしまう」からです。
冒頭では工事代が安くなると言いましたが、長期的に見ると逆にコストが掛かってしまう可能性があります。なぜコストが掛かってしまうかというと、作業効率が悪いことと足場を設置する回数が増えてしまうからです。
工事はまとめて行うほうが作業も効率よく進めることができます。別々に工事をすればその分だけ重複作業が増え、高所作業に至っては足場を何度も設置することになります。
足場は20万円ほど掛かるため、何度も設置するより一度に済ませてしまったほうがコストを節約できます。積み重なるうちにまとめて工事するよりもコストが高くなっていた、なんてことが起きかねませんので、付帯部は外壁と一緒に塗装しておくことをお勧めしております。
足場代の節約についてはこちらの「外壁と屋根はセットでおトク」をご覧ください。
【④2回目以降の塗装時期がズレてしまう】
2つ目の理由は「2回目以降の塗装時期がズレてしまう」からです。
塗装は一度行ったら、もうしなくてもいいというわけではありません。十数年後もまた劣化が進んでいるため、再塗装が必要です。塗装時期がズレるというのは、付帯部を残すことで、次の塗装をするよりも前に必ず付帯部の塗装が必要になるからです。
外壁塗装した5年後に付帯部を塗装するとしても、外壁は5年しか経っていませんので、まだ再塗装する必要はありません。そして、さらに5年経ったら今度は外壁塗装をする時期になってきます。ですが、付帯部はまだ5年しか経っていませんから塗装時期かというとまだ早いような気がします。
こうなってしまうと5年分のズレがあり、塗装回数も増えてしまいます。外壁塗装した5年後に付帯部を塗装し、また5年後に外壁塗装をするというと、なんとなく忙しないですよね。工事代が膨れるばかりか、塗装時期もズレてしまうため、付帯部は外壁と一緒に塗装したほうがいいのです。
【付帯部は見積もりをよく確認して漏れがないようにしましょう!】
いかがでしたか?外壁塗装をするときは、付帯部も一緒に塗装したほうが「コスト面や「塗装スケジュール」「建物の見栄え」などあらゆる面でメリットが多いです。これから外壁塗装をお考えの方は、付帯部を残さずに建物全体を塗装しましょう。
付帯部で注意していただきたいのが、前述した「付帯部は建物によって取り付けられている部材が異なり、業者によっても付帯部に含む部材と含まない部材がある」という点です。塗装する箇所は見積もりに書いてあります。
塗装されない部材があることを工事が始まってから気がついても追加料金が発生するなどトラブルに発展する可能性があります。工事の最中にトラブルを起こしてしまうと、工期の遅延や余計なストレスを抱えてしまいます。このようなことがないように工事前にどこを塗装するのか見積もりをよく確認し、業者からも工事について詳しく説明をもらいましょう。
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