外壁塗装の見積もりに記載されている内容を解説
投稿日:2024.9.19
見積もりは、優良な業者であるか、価格は適正なのかなどを判断するために必要な書類です。
もちろん、的確に業者を見極めるには見積もりだけでは判断できません。
ですが、信頼できる業者ほど丁寧に見積もりを作成しておりますので、その見方はしっかりと身につけておきたいもの。
見積もりを見てもよくわからないからといってよく内容を見ずに契約してしまうと、杜撰な工事をする業者に依頼してしまうかもしれません。
そんなことがないように、ぜひ外壁塗装の見積もりの見方を身につけておきましょう。
本記事では、外壁塗装の見積もりを理解できるように、見積もりに記載される内容について解説いたします。
見積もりに記載されている内容
見積もりに載る基本的な項目はこちらです。
① 塗装する場所
② 使用する塗料の種類
③ 作業内容
④ 施工面積
⑤ 単価と合計金額
⑥ 諸経費
これらの項目について詳しくご説明いたします。
① 塗装する場所
見積もりには塗装する場所が記載されています。
外壁はもちろんですが、工事では他のところも塗装します。
外壁以外の付属する部材を付帯部と呼んでいます。
付帯部には破風板や軒天井、水切りなどがあり、建物によって取り付けられている部材が異なります。
業者によって付帯部に含まない部材もあるため、塗装する場所をよく確認しておかないと塗られていないところが出てしまう可能性があります。
後からだと追加料金が発生しますので、見積もりの段階でどこを塗装するのか把握しておくことが大切です。
付帯部についてはこちらの「外壁塗装の見積もりにある「付帯部」とは?」をご覧ください。
② 使用する塗料の種類
塗料にはウレタン塗料やシリコン塗料、フッ素塗料などがあり、どれも耐用年数、価格などが大きく異なります。
塗料の中でもフッ素塗料は高性能で高級な塗料ですが、フッ素塗料と書いてあるだけで「いい塗料が使われている」と鵜呑みしないこと。
もしかするとフッ素塗料でも安くて品質の悪いものかもしれません。
同じフッ素塗料でもメーカーや商品によってグレードや価格はピンキリです。
ただフッ素塗料と記されているのではなく、ちゃんとメーカー名や商品名が記載されていることが重要です。
塗料についてはこちらから
③ 作業内容
塗装は「足場組み」「高圧洗浄」「下地処理」「下塗り」「中塗り・上塗り」とたくさんの工程があります。
見積もりにはこれらの項目ができるだけ具体的に記載されているのが理想です。
とくに下地処理や下塗りは塗装の品質に大きく影響し、仕上がった後では確認できない工程です。
隠れてしまうことをいいことに手抜きをする杜撰な業者もいます。
手抜き工事をされてしまわないように、見積もりに作業内容が具体的に記載されているか確認し、それにプラスして業者から工事について詳しく説明をもらいましょう。
外壁塗装は基本的に下塗りを含めて3回塗りで行います。
塗料にはちゃんと決まった施工方法があり、それを守らないと施工不良を起こします。
ちゃんと「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りになっているかご確認ください。
塗料の施工マニュアルについてはこちらの「外壁塗装に使う塗料の仕様書や施工マニュアルはどんな内容が書いてある?」でご説明しております。
外壁塗装ではコーキング工事も行います。
クラック補修やコーキング工事、パテ処理など塗装以外の項目は見落としがちなので気をつけてください。
外壁塗装の工程はこちらの「外壁塗装の全工程と工事の流れを徹底解説!」でご紹介しております。
④ 施工面積
工事費は施工面積を根拠に算出します。
会社の形態や使用する塗料で工事費にばらつきはありますが、施工面積だけは絶対にずれてはいけないところです。
たまに「一式」とまとめられてしまっている見積もりを拝見しますが、このような見積もりにも注意しておく必要があります。
ほんの数㎡の違いは誤差としてありますが、あまりにも施工面積が違う場合は、そもそも実測していないか、杜撰なやり方で算出しているかもしれません。
⑤ 単価と合計金額
工事内容 | 数量 | 単位 | 単価(円) | 金額 |
外壁塗装工事 | 〇〇 | ㎡ | 〇〇 | ¥○〇〇 |
仮設足場 | 〇〇 | ㎡ | 〇〇 | ¥○〇〇 |
外壁下塗り アステックペイント エポパワーシーラー |
〇〇 | ㎡ | 〇〇 | ¥○〇〇 |
外壁中塗り・上塗り アステックペイント 超低汚染プラチナリファイン2000MF-IR |
〇〇 | ㎡ | 〇〇 | ¥○〇〇 |
※数量×単価=金額
見積もりは合計金額だけ記載されているよりもちゃんと単価があり、それに施工面積を乗じて合計金額として記載されているのが望ましいです。
⑥ 諸経費
相見積もりされる方は、諸経費にも着目しておきましょう。
諸経費は、資材の搬入運搬や養生費、廃材処分費、書類作成費など諸々の費用が載せられています。
諸経費ほど会社の経営事情が反映されています。
工事費用総額の5〜10%程度に一律しているところもあり、全国展開する会社や営業マンがいる会社、CMやチラシなど宣伝広告にコストをかけている会社は、諸経費や施工費などが高くなる傾向です。
それに代わり自社施工店は中間マージンがなく、資材の仕入れ方法など企業努力がされており、リーズナブルな価格で工事を提供しています。
当社も地域密着 自社施工店で営業しております。
費用を抑え、品質の高い工事をご提供しておりますので、お住まいのメンテナンスをお考えの方はお気軽にご相談ください。
当社についてはこちらの「皆様から選ばれる理由」をご覧ください。
見積書を理解することのメリット
見積書はどんな工事をするか書面で記している大事な書類です。
工事を行うときは必ず見積書になにが書いてあるか理解できるようにしましょう。
見積書を理解することで、
・トラブルを回避できる
・信頼できる業者なのか見極められる
・価格が適正なのか判断できる
・不要な工事または必要な工事の抜けに気づける
・手抜き工事を防ぐことができる
などのメリットがあります。
見積もりを理解できると、いかに金額だけで業者を決めてはいけないというのがわかるかと思います。
見積もりの見るべきポイントはこちらです。
① 塗装する場所
② 使用する塗料の種類
③ 作業内容
④ 施工面積
⑤ 単価と合計金額
⑥ 諸経費
当社では工事内容や使用する塗料などしっかりと工事について理解していただけるように、詳しく丁寧に説明できるように努力しております。
ご不明な点などもわかりやすくご説明いたしますので、ご質問などがあれば遠慮なくお聞きください。
外壁塗装の見積もりについてはこちらの「外壁塗装の見積もりはどこを見ればいい?チェックポイントを解説!」でもお伝えしておりますので、ぜひこちらもご一緒にご覧ください!
“mu”
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