栃木県宇都宮市 外壁塗装 下塗り
投稿日:2019.2.16 更新日:2023.7.4
目次
本日は宇都宮市のお客様のところで行なった下塗りをお伝えします!
先日、足場を設置して高圧洗浄を行いました。
建物が乾燥した後は、汚れが残っていないか細かくチェックし、状態に問題がありませんでしたので、次の工程に入ることになりました。
下塗りはと層の土台となる大事な作業の一つです。
下塗りが疎かになっていれば、その塗装は2〜3年で剥がれてしまう可能性があります。
また、金属屋根の場合は、すぐに錆びてしまう恐れだってあります。
ですから、塗装を長持ちさせるためには、下塗りが欠かせません!
下塗りの工程は塗装が仕上がってしまうと見えなくなってしまうため、ここのところを手抜きする業者がいるという話をよく聞きます。
塗装工事は高額工事にはいりますから、失敗してしまわないように、下塗りについて業者によく話を聞くことをおすすめします!
それでは、もう少し下塗について詳しくお伝えしますね!
【塗装は下地に密着していなければ長持ちしない!】
塗装工事は「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3回塗りが基本でして、3層の塗膜で成り立っています。
同じ塗料を塗っていく作業なのですが、この中で「下塗り」はシーラーやプライマー、フィラーなどの下塗り材を塗る工程です。
下塗り材は塗装の密着性を高める効果があり、下地から剥がれにくくします。
「中塗り」と「上塗り」で使用する上塗り材も付着力はありますが、下地への定着は劣り、屋根や外壁のようなムーブメントが多いところでは、塗膜がすぐに剥がれてしまいます。
このように塗装は下塗りをしなければ密着性が悪くて長持ちしませんので、これから塗装工事をされる方は、ちゃんと下塗りがされているか確認することが大事です!
【下地にがっちり結びつけるのが下塗りの役割!】
それでは次に下塗りの役割について見ていきましょう。
下地の役割は主に以下の3つがあります。
【下塗りの役割】
・塗装の密着性を高めること
・塗料の吸い込みを防ぐこと
・下地を平滑すること
経年劣化した外壁や屋根などは、下地が凹凸になっていて荒れています。
その状態のところに上塗り材で塗装しても密着性が悪いです。
また、塗料の吸い込みも多いですから、色ムラがでてしまい、見栄えも美しく仕上がりません。
そこで下塗り材の出番です。
下塗り材で作った塗膜が下地を整え、上塗り剤の密着性を高めてくれます。
つまり、下塗り材で作る塗膜は、下地に結びつけるクサビとしての役割があるということです。
また、下塗り材の塗膜が上塗材の吸い込みを防ぐため、色ムラを抑えて見栄え美しく塗装が仕上がります。
ガタガタになっている下地に塗装しても塗膜が不揃いで仕上がりが良くありません。
荒れている下地を平滑に整えるのも下塗りの役割です。
クラックや凹凸が大きい場合は、それらを塞ぐ効果があるフィラーやプライマーなどを使います。
「シーラー」や「フィラー」「プライマー」は同じ下塗り材ですが、用途が多少異なりますので、施工状況に合わせて適切な下塗り材を使います。
【鉄部は塗装の付着力だけでなく、防錆効果もある】
下塗り材は下地との相性があり、ちゃんと下地に対応する下塗り材を使う必要があります。
建物には雨戸やフェンス、玄関、笠木、面格子などたくさんの鉄部材が取り付けられています。
現在の戸建住宅はアルミが主に用いられていますが、トタンやスチールが使われている部材は、錆びやすいため定期的に塗装が必要です。
鉄部を塗装する時は、鉄部用の下塗り材を使います。
鉄部用の下塗り材は防錆効果があり、錆止め塗料とも呼ばれています。
錆は塗装の密着性が悪くなりますので、なるべく錆が発生する前に塗装で保護することが大切です。
錆が酷くなると鉄自体が朽ちてしまい、塗装では対応できなくなります。
この状態になると部材を交換したり、溶接が必要であったりと高時代が掛かってしまいますので注意しましょう!
鉄部塗装についてはこちらの「鉄部は錆びる前に!鉄が錆びてしまう原因と錆の種類・鉄部塗装の重要ポイント!」をご覧ください。
【下塗りは塗装が仕上がると隠れてしまう!】
【塗装は下地に密着していなければ長持ちしない!】でも挙げましたが、塗装工事は「下塗り→中塗り→上塗り」の3工程で行います。
そのため、最下層にある下塗りは上塗りすると隠れてしまって、工事が完成した後は目にすることができません。
塗装はこのような見えなくなる部分があるということをいいことに、手抜き工事をする悪徳業者も存在しますのでご注意ください。
しかし、見えなくなってしまうのなら防ぎようがない……そう思われるかもしれません。
ですが、ちゃんと手抜き工事を防ぐ対策がありますから、これから塗装工事をお考えの方は、ぜひ次にお伝えする対策を実行してください!
【手抜き工事を防ぐ「見積もりチェック」と「施工写真」】
手抜き工事を防ぐ対策は「見積もりチェック」と「施工写真」の2つがポイントです。
まず「見積もりチェック」です。
見積もりは「こんな工事をしますよ」と工事内容や使用する材料を示す大事な書類です。
塗装工事に失敗しないための基本が見積もり内容をよくチェックすることです。
必ずチェックしたいのが以下の項目です。
・工事内容(例:下地処理や下塗りがちゃんとされるか内訳を確認)
・工事範囲(塗装面積や塗装する部材など)
・使用する材料
・単価
できるだけ見積もりは具体的に書いてあることが望ましいです。
「一式工事」と内訳が曖昧な見積もりは、工事内容がわかりにくいですので、そのような見積もりを提出する業者は要注意です!
つづいて「施工写真」です。
見積もりで細かく確認してもちゃんと見積もりどおり工事してくれるとはかぎりません(誤解がないようにお伝えしたいのですが、ほとんどの業者は真面目に工事をしているかと思います)。
施工写真はどんな作業をしたのかを写真に残すことで、お客様ご自身でも作業風景を把握することができます。
各工程の施工写真があれば工事が完成した後でも作業を追えますので、手抜き工事を防ぐだけでなく、次回の塗装工事のときも役に立ちます。
施工写真は業者が必ず行なっているとはかぎりませんので、工事契約をする前に施工写真を撮ってもらえるか確認しておきましょう。
それでは本日はここまでです。
どうでしたか?
下塗りは塗装の土台となる大事な工程ですから、その重要性をぜひ理解しておきましょう。
下塗りについては「外壁塗装の下塗りはどんな役割があるの?」でも詳しく解説しておりますので、これから外壁塗装をお考えの方は、ぜひこちらもご覧になってください!
“mu”
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