外壁塗装が劣化している症状と塗り替えのタイミング
投稿日：2023.6.30
建物は風雨などにさらされて経年劣化しくてくるものです。
タイミングよく塗装をするために、年数の経過で発生した劣化症状を見逃さないことです。
劣化症状はいくつかありまして、症状の中には緊急性の高いものもありますので、普段から建物の状態を見ておきましょう。
本日は塗装のタイミングを逃さないために、劣化症状について解説していきます。
【年数の経過で発生する劣化症状】
建物の劣化はご自身でも確認できます。
普段から状態を見ておかないと、気がついたら劣化が進んでいた、なんてことになってしまいますのでご注意ください。
ここでは代表的な劣化症状をご紹介させていただきます。
【色褪せ・ツヤ引け・変色】
塗料は樹脂が主成分でして、この樹脂の結合により塗膜が形成されて建物を保護しています。
太陽の紫外線や酸性雨、熱などの外的な要因によって塗膜が次第に劣化していきます。
塗膜が劣化すると色褪せやツヤ引け、変色が現れ、美観性や保護性能が低下します。
【チョーキング現象】
外壁を触ったときに白い粉が手についたことはありませんか？
これはチョーキング現象といって、塗膜が劣化して現れる症状の一つです。
紫外線などで塗膜の樹脂が破壊され、顔料が浮き出ている状態です。
全体的に白くくすんだ状態になり、色ムラも目立ってきます。
【藻やカビの発生】
外壁が劣化すると内部に水が残りやすくなり、それが藻やカビを発生させる原因となります。
外壁に緑色の跡が目立つのは藻が発生しているということ、黒い跡はカビです（雨だれ跡の場合もあります）。
藻やカビは湿気が多いところ、風通しが悪いところ、樹木や川が近くにあるところなどに発生しやすいです。
建物の見栄えが悪くなるだけでなく、劣化を早める原因にもなります。
【汚れの付着】
汚れは砂埃やチリ、車の排気ガス、泥、油、サビなど様々です。
これらの汚れは親水成分と疎水成分があり、水に馴染みにくい疎水成分を含む汚れは跡が残りやすい性質があります。
現在の塗料は水に馴染みやすい親水性を持ちますので、汚れがついても雨で洗い流しくれますが、経年劣化でその性能が落ちると汚れが残りやすくなります。
窓の下に黒く水に流された跡を雨だれ跡と呼んでいます。
こういった汚れが目立ってきた場合は、塗膜が劣化しているサインの一つです。
【クラック（ひび割れ）】
外壁に発生したひび割れを建築用語でクラックと呼んでいます。
クラックが発生する原因は「経年劣化」「外的な衝撃」「施工不良」などがあります。
比較的軽微なクラックを「ヘアークラック」と呼び、ヒビ幅が0.3mm未満を目安としています。
0.3mm以上のクラックは「構造クラック」と呼びまして、こちらは緊急性の高い状態ですので、確認したらなるべく早めに対処しましょう。
クラックが生じると外壁内部に影響します。
「構造クラック」だと外壁内部に損傷が及んでいるため、耐震性が低下している恐れがあります。
【塗膜の剥がれや膨れ】
塗膜は下地に密着していることで保たれていますが、経年劣化してくると下地への密着性が低下して、塗膜の剥がれや膨れを起こします。
外壁内部に水が入りやすい状態ですので、現在正常な塗膜も影響を及ぼして次第に下地から剥がれてくる恐れがあります。
水が浸透しやすい状態は、外壁材を傷めてしまいます。
塗装の範囲で被害を抑えておかないと外壁補修や張り替えなどの工事が必要になりますので、この症状が現れていましたら、なるべく早めに対応しましょう。
塗装しないまま放置するリスクについてはこちらの「外壁や屋根の塗装は必要？劣化したままにするリスク」をご覧ください。
【鉄部の錆びや木部の腐食】
建物は木部や鉄部もあります。
木部や鉄部も経年劣化でサビや腐食を起こすため、定期的に塗装が必要です。
サビや腐食は部材そのものを朽ちらせてしまい、工事規模を大きくさせる原因になります。
既製品の場合は、まるまる部材を交換しなければいけなくなる可能性がありますので、被害が広がる前に対処しましょう。
劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」もご覧ください。
【塗膜が劣化する過程と塗装のタイミング】
ここまで建物に現れる代表的な劣化症状をご紹介させていただきました。
塗装は劣化が進む前に行うことが大事です。
劣化が進んでしまうと、補修などの塗装以外の工事も行う必要が出てきます。。
工事費も掛かってしまいますので、上記でご紹介した劣化症状を見逃さないようにしましょう。
また、塗装はいつ行うかタイミングも大事です。
塗装の劣化過程は以下の流れで進みます。
色褪せや変色、ツヤ引け→チョーキング現象→クラック→塗膜の剥がれ
ポイントは色褪せやチョーキングが発生するあたりで塗装工事をお考えいただくことです。
クラックまで劣化が進んでしまうと、下地まで影響を及ぼしてしまう可能性があります。
塗装する時は下地が良好であることが望ましいですから、下地に影響がでる前に塗装工事をご計画ください。
【ホーム・ビューティーは無料で建物診断を行なっております！】
大切なお住まいを長く維持していくためには、メンテナンスのタイミングを逃さないことです。
タイミングよくメンテナンスをするために、普段から建物の状態を見ておきましょう。
ホーム・ビューティーは無料で建物診断を行なっておりますので、塗装が必要か気になっている方は、ぜひ当社の無料診断をご利用ください。
診断後は、建物の状態がどうなっているかや必要な工事について詳しくご説明いたします。
お客様のご要望に沿って最適な工事プランをご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください！
無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。
“mu”
栃木県上三川町、宇都宮市、下野市、真岡市、小山市、古河市で、塗装工事、屋根工事のことなら、ホーム・ビューティーへお気軽にご相談ください。
