コーキングとは?外壁塗装と一緒にメンテナンスをしよう!
投稿日:2021.11.30 更新日:2021.12.1
目次
建物は水が中に入ってこないように防水処理がされています。
防水工事によく使うのがコーキングです。
コーキングはホームセンターでも販売されていて手軽に入手できる防水剤です。
コーキングという名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
それではコーキングとはどんな材料?どんなときに使うの?といった具体的なことはご存知でしょうか。
防水剤ですから日常的に使うものではありませんので、どういった材料なのか知っている方は少ないかと思います。
外壁塗装でもコーキングを使う頻度が多いです。
塗装工事をご検討している方は、このコーキングについても知っておくことが大切ですので、ぜひ最後までご覧になってください。
【そもそもコーキングとは?】
コーキングは屋外だけでなく屋内の水回りにもよく使われます。
使用する用途は建物の気密性や防水性向上の目的があり、隙間が生じているところにコーキングを充填します。
呼び方はコーキング、シーリング、充填剤、など複数あり、同じ材料なのに…とこんがらがっちゃうかもしれませんが、現在では同義として扱われています。
コーキングは樹脂が原料で、シリコン系、変性シリコン系、ポリウレタン系、アクリル系などがあります。
それぞれ特徴が異なり、施工箇所によって使い分けますが、外壁塗装だとシリコン系や変性シリコン系を使うことが多いです。
コーキングは粘性があり、硬化するとゴムのように弾力性が出ます。
この弾力性を活かして、サイディングやALCの目地に充填をし、緩衝材としての役割も持っています。
前述したコーキングとシーリングは、なぜ同じものなのに呼び方が違うのかといいますと、厳密に言えば元々は違うシーリング材で、シーリング材の一種の油性コーキングというものがありましたが、現在ではほとんど使われなくなり、その名残として建築現場では今でもコーキングという呼び方が残っています。
【コーキングは建物のどこに使われている?】
外壁塗装ではコーキングが劣化していたら、塗装を行う前に打ち替えを行っておくことが望ましいです。
建物の防水を担っていますので、古いままでは水が入ってきてしまう恐れがあります。
コーキングのメンテナンスが必要となると、どこに使われているか気になるかと思います。
以下にコーキングの使用用途と場所を書きましたのでご覧ください。
【使用用途と場所】
・取り合い部の隙間(ガラリ、破風板の継ぎ目、軒天井と外壁の取り合い部など)
・サッシ(窓)や玄関などの開口部まわり
・サイディングやALCなどの目地
・ベランダ防水
・配管まわり
・外壁のひび割れ
・破損部
【屋内の場合】
・浴室
・洗面所
・トイレ
・キッチン
屋外は外壁塗装を行いますので、塗料を弾かない変性シリコンを使います。
室内の場合は塗装することはありませんので、シリコン系コーキングを使うことが多いです。
【コーキングを充填しないとどうなる?】
建物は完全に密閉されているというわけではなく、ところどころ隙間が生じます。
建物は風雨にさらされて雨が入ってこないように守らなければいけませんので、水が入ってくるような隙間は塞がなければいけません。
ほんの少しの隙間なら問題ないのでは?と思われるかもしれませんが、水はわずかな隙間があれば入ってきてしまいますし、毛細管現象といった水を吸い上げる現象も起こります。
外壁や屋根、換気部材などの取り合い部は隙間ができるためコーキングで塞ぎ、防水しておくことが大切です。
コーキングが充填されていなかったり、経年劣化で古くなっていたりするとどうなるのかというのが問題となってきますが、コーキングの施工が適切な状態ではない場合、最悪は雨漏りを引き起こします。
雨漏りは建物の大切な構造体を濡らして腐食させてしまうばかりか、室内にまで水が流れてくるため生活に支障をきたします。
水に関する被害は建物にとってとても大きい被害ですので、コーキングは適切に施行されていることが大切です。
【外壁塗装と関わるコーキングのメンテナンス】
コーキングの打ち替えは外壁塗装と一緒に行われることが多いです。
なぜ一緒に行われることが多いかというと、コーキングと外壁塗装は施工が被りやすいからです。
例えば塗装をした後にコーキングを打ち替えるとなるとせっかく塗装をしたところが剥がれてしまうか、部分的に浮いてしまう可能性があります。
コーキングの打ち替えは高所作業も含まれるため足場を必要とすることも外壁塗装と一緒に行う要因の一つです。
仕上がりをきれいにしたいのなら、コーキングの打ち替えと外壁塗装は一緒に行った方がいいですので、塗装工事をご検討している方はコーキングの打ち替えもぜひお考えください。
【コーキングの工法の種類】
コーキングの施工方法は2種類あり、増し打ちと打ち替えがあります。
【増し打ち】
既存コーキングを最小限に撤去、もしくは残して既存の上に新しいコーキングを打つ工法。
サッシや玄関などの開口部、入角など、撤去が難しい場合や水の侵入するリスクが高い場合に採用されます。
【打ち替え】
既存コーキングを撤去して新しくコーキングを打ち替えます。
古くなったコーキングを撤去しますので、充填する量が増えて増し打ちよりも長持ちします。
どちらの施工が適しているかは、施工状況や既存コーキングの状態によって変わります。
実際に現場を点検してどの工法が適しているか判断することが大切です。
【コーキングのメンテナンス時期】
コーキングのメンテナンス時期は劣化症状と年数で判断できます。
コーキングの劣化症状は以下の症状があります。
・ひび割れ
・収縮による隙間
・剥がれ
コーキングは太陽の紫外線などが原因で劣化してきます。
東向きや南向きは日差しの影響も強いため他のところよりも劣化が早まる可能性があります。
耐用年数は5~10年ほどとそこまで長くありません。
劣化症状と年数を目安にコーキングの打ち替えをご検討ください。
最近では長寿命型のコーキングも販売されています。
長持ちするコーキングで工事がしたいという方に長寿命型のコーキングがおすすめです。
長寿命型のコーキングについてはこちらの「コーキングについて」をご覧ください。
当社は無料で建物診断を行っておりますので、メンテナンスの際はぜひお声がけください。
無料診断についてはこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。
コーキング工事についてはこちらの「下地調整の重要なポイント1 コーキング処理」もぜひご一緒にご覧ください。
“mu”
栃木県上三川町、宇都宮市、下野市、真岡市、小山市、古河市で、塗装工事、屋根工事のことなら、ホーム・ビューティーへお気軽にご相談ください。