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モルタル外壁の代表的な模様と特徴

投稿日:2023.1.31

モルタル外壁は住宅によく採用されている外壁材です。モルタルはセメントや砂利などを混ぜ合わせて使用するため専門的な材料の知識が必要です。

 

また、左官職人よる高度な技術によって仕上げられるため、コストや手間がかかり、現在ではモルタル外壁にとって代わりサイディングやALCなどの乾式工法で施工できる外壁材が主流になりました。

 

新築でモルタル外壁を採用することは少なくなりましたが、塗装工事ではまだまだ工事をさせていただくことが多いです。モルタル外壁には意匠性の高い模様が施されており、様々な模様があります。

 

塗装工事では模様が壊れてしまっているときに、既存の模様に合わせて作り直すことがあります。モルタル外壁のお住まいの方は、もしかすると工事の打ち合わせの時に模様の名前が出てくるかもしれません。事前に知っておけば業者との打ち合わせもスムーズになり、時間を短縮できます。本日はモルタル外壁の模様の種類についてお伝えしていきたいと思います!

 

【モルタル外壁とは?】

モルタル外壁の代表的な模様と特徴

モルタル外壁は1960年〜1980年まで戸建て住宅の外壁材として主流でした。現在ではサイディングやALCなどの乾式工法と呼ばれる外壁材が主流になりましたが、工事ではまだまだ手を加えさせていただくことが多いです。

 

建築工法では湿式工法と乾式工法があり、モルタル外壁は湿式工法に分類されます。湿式工法とは、モルタルやコンクリート、漆喰などの塗材に水を加えて、乾燥する前に塗布して仕上げる工法。

 

それに代わって乾式工法はビスや金物、接着剤など水を使わずに施工できる工法でして、サイディングやALCパネル、引っ掛け工法のタイル張り、ビニールクロス仕上げなどが乾式工法の一種です。

 

モルタルはセメントに砂を2〜3の割合で混合し、水で希釈して外壁に塗ります。材料の混合方法の知識が必要であり、施工はコテ塗りで行うため、美しく仕上げるには左官による高度な技術が必要です。

 

コストや手間はかかりますが、サイディングやALCにはない意匠性の高い模様を施すことができ、建物に独特なあたたかい趣を表現できるのはモルタル外壁の魅力でしょう。

 

モルタル外壁の模様は様々な種類があります。次に模様の種類をお伝えしていきます。

 

【モルタル外壁の模様】

モルタルはあくまでも塗材でして、それをどう仕上げるかは職人の手によるものです。表現方法は様々あり、ここでは代表的な外壁模様をお伝えします。

 

【リシン仕上げ】

モルタル外壁の代表的な模様と特徴

塗料に砂利と砂を混ぜて吹き付けて仕上げるのがリシン仕上げです。モルタル外壁の模様の中では一般的でして、採用されている数も多いです。ツヤがなく、砂利のざらざらとした質感で、砂壁のように落ち着いた雰囲気を演出します。

 

リシン仕上げは「吹き付け」と「掻き落とし」があります。上述した表面がざらざらとした質感は吹き付け仕上げといいます。掻き落としは剣山などで表面を削り落とす仕上げ方法でして、吹き付けと比べて凹凸が細かくなり、控えめで上品な雰囲気があります。

 

【スタッコ仕上げ】

モルタル外壁の代表的な模様と特徴

セメント、砂利、砂、合成樹脂を混合した仕上げ方法で、高級感と重厚感のある雰囲気を演出できます。塗装方法はローラー塗りと吹き付け、コテで行え、化粧漆喰とも呼ばれています。

 

スタッコ仕上げには表面の凹凸をなくす「凸部処理仕上げ」と凹凸を残す「吹き放し仕上げ」があります。塗膜に厚みがあるため、耐久性が高くいことが特徴。スタッコ仕上げは10年保つとされており、メンテナンスは10年以降が目安です。耐久性は高いですが、凹凸のある仕上がりのため、汚れが溜まりやすいというのが欠点です。

 

【吹き付け仕上げ】

モルタル外壁の代表的な模様と特徴

けい砂、寒水石、軽量骨材合成樹脂を混合して、スプレーガンで玉状に吹き付けるのが吹き付け仕上げです。玉吹き、ボンタイルとも呼ばれており、表面が滑らかな質感になるのが特徴です。

 

リシンやスタッコよりも汚れやすいデメリットはありますが、仕上げに塗る塗料の種類で耐久性は大きく変わります。塗料にはウレタン、シリコン、フッ素、無機系塗料などあります。

 

塗料についてはこちらから

 

【左官仕上げ】

モルタル外壁の代表的な模様と特徴

左官仕上げは土壁やモルタル、漆喰、珪藻土などの塗材をコテで仕上げる方法です。左官職人の高度な技術で模様がつくられます。意匠性が高く、すべて手作業で行われるため、同じものは2つとしてありません。施工は気候や湿度など天候に影響され、乾式工法よりも工事期間が長くなります。

 

【模様が壊れる前にメンテナンスが大事!】

モルタル外壁の代表的な模様と特徴

モルタル外壁の模様は「リシン仕上げ」「スタッコ仕上げ」「吹き付け仕上げ」「左官仕上げ」が代表的です。

 

もたる外壁で注意しておかなければならないのが、経年劣化によって模様が壊れてしまうことです。模様が壊れてしまうと塗装前に既存の模様に合わせて作り直さなければいけませんので、通常よりも手間とコストがかかってしまいます。

 

損傷状況では既存模様との違いがでて、美観性を落としかねませんので、損傷が大きくなる前にメンテナンスをしてください。

 

モルタル外壁はクラックが起こりやすいデメリットもあります。クラック、塗膜の剥がれや浮き、カビやコケの発生、チョーキングなどの劣化症状が現れていましたら、放置するのではなく、一度専門業者に状態をお見せください。

 

劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。

 

ホーム・ビューティーは無料で建物診断を行なっております。お住まいのメンテナンスのことで何かお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

 

無料診断についてはこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。

 

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