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ベランダ・バルコニー・屋上の防水の劣化は雨漏りの原因に!?

投稿日:2025.11.3

ベランダやバルコニー、屋上は雨や太陽光といった劣化しやすい環境にあります。
壁に囲われていて人の目に入らないからといってメンテナンスを放置すると大変なことに!

なんといってもベランダやバルコニー、屋上のような雨ざらしいなるところは雨漏りに注意しなければなりません。
ここから雨漏りする主な原因は防水の劣化です。

雨漏りは突然起こるものなので、日頃のメンテナンスがとても重要となってきます。
本記事では雨漏り被害を予防できるように、ベランダ・バルコニー・屋上から雨漏りする原因について解説します。

ベランダ・バルコニー・屋上の防水構造

ベランダ・バルコニー・屋上の防水の劣化は雨漏りの原因に!?

ベランダやバルコニー、屋上は特別な屋根があるわけではありませんから、常に雨ざらしになる状態です。
ですが、なぜ水が浸透して雨漏りしないかというと、それは防水がされているからです。

防水にはいろんな工法があり、具体的なことだとそれぞれ構造は異なりますが、おおまかな構造で表すと

1層目:下地または躯体
2層目:防水層(+保護層 ※ウレタン防水やFRP防水の場合)

という構造になっています。

雨漏りを止めているのは、上記の構造の中で防水層が役割を果たしています。

ベランダ・バルコニー・屋上の防水が劣化すると雨漏りのリスクが高まります

ベランダ・バルコニー・屋上の防水の劣化は雨漏りの原因に!?

ベランダやバルコニー・屋上から雨漏りしたときに真っ先に疑うのが防水層の劣化です。
防水層は内部への水の浸透を防ぐ非常に重要な役割を担っており、ちょっとでも隙間があれば屋内に水が流れてしまいます

このため、劣化だけでなく、新築やリフォームでは適切な防水施工が求められます。
防水層が劣化する原因は多岐にわたりますが、考えられるのは以下のことがあります。

・太陽光や紫外線
・熱
・雨水
・泥などの汚れ
・歩行などによる磨耗

防水層の経年劣化は避けられるものではありません。
雨漏りがないように防水性を維持し続けていかなければなりませんので、いずれ防水層のメンテナンスが必要になります。

関連記事:ベランダ防水工事の必要性と維持対策を解説!

その他の雨漏りする原因

ベランダやバルコニー・屋上から雨漏りする原因は他にも考えられます。
もし、防水層に問題がなければ、その他の原因を探っていきます。
以下に雨漏りする原因となりやすい箇所をご紹介いたします。

笠木や手すり

ベランダ・バルコニー・屋上の防水の劣化は雨漏りの原因に!?

笠木とは腰壁の天端(最上部の水平部分)にある部材のことです。
石材や板金など素材に種類がありますが、ベランダやバルコニー、屋上は板金を使っているのが一般的です。

外壁内部の露出を覆うための板金ですが、シームレスな構造ではないため、経年劣化で継ぎ目から水が侵入するようになります。
手すり付きの笠木だと、手すりと笠木の隙間をふさぐパッキンが劣化し、そこから水が侵入します。

侵入した水は腰壁や屋内へと流れていきます。
水の流れは複雑な仕組みになっていますが、室内まで水が流れてくると天井や壁のクロスなど内装に被害を与えます。

腰壁

ベランダ・バルコニー・屋上の防水の劣化は雨漏りの原因に!?

転落を防ぐ腰壁は笠木から水が侵入した場合に被害を受けやすい場所です。
笠木から侵入した水は壁内部にある防水紙を濡らして劣化を早め、次第に深くへと浸透するようになります。

外壁の剥がれや下地の腐食、上げ裏の剥がれや水シミなどの症状が現れます。
※上げ裏:べランダやバルコニーの裏側にある天井部分。見上げたときに目に入る部分を指します。

また、笠木の他に外壁の塗膜の劣化やシーリングの劣化、クラックからも雨漏りを起こします。
本来塗装だけで済むはずが、外壁にダメージがあると補修や張り替えといった塗装以外の工事が必要になり、維持費を上げてしまうのでご注意ください。

掃き出し窓

ベランダ・バルコニー・屋上の防水の劣化は雨漏りの原因に!?

掃き出し窓とは出入りできる高さのある窓のことです。
この掃き出し窓も雨漏りの原因となりやすい箇所の一つです。

もともと窓は外壁をくり抜いて設ける構造なため、適切に雨仕舞いがされていないと水が入ってきてしまいます。
窓まわりには水の侵入を防ぐコーキング(シーリング)が充填されており、これが劣化すると雨漏りするリスクを高めてしまいます

また、掃き出し窓は床から150mm以上立ち上げをつくることが推奨されています。
窓の下部が床にぴったりとくっついていると床を流れる雨が窓下部の内側へとまわってしまい、それが原因で雨漏りを起こします
現在は掃き出し窓と床の距離を確保している建物が標準化されていますが、昔の建物だと意外と立ち上がりを設けていない(または低い)つくりになっていますのでご注意ください。

雨漏りについてはこちらの「雨漏りは建物の寿命を縮めてしまう?放置するリスクと対策を解説」をご覧ください。

少しでも疑わしい症状がありましたら早めにご相談ください!

ベランダ・バルコニー・屋上の防水の劣化は雨漏りの原因に!?

ベランダ・バルコニー・屋上からの雨漏りを予防するには、防水層のメンテナンスを欠かさないことです。
ウレタン防水やFRP防水の耐用年数は10年程度、トップコートは5年目を目安に塗り替えるのが平均的なメンテナンススケジュールです。

また、劣化の放置を防ぐために定期的な点検の実施もお勧めします
外壁といった大きなところは気づきやすいものですが、防水の劣化は見落とすことの多い場所です。
すでに雨漏りが起きてからでは遅いですから、10年程度を目安に点検の実施をご検討ください。

ホーム・ビューティーでは建物診断や見積もりを無料で行っております。
お住まいのメンテナンスのことでなにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。

無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。

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