建物の部材名 外壁塗装 付帯部で役立つ建物の部材名
投稿日:2024.11.18
塗装は外壁だけに行われるわけではありません。
通常は、外壁と一緒に付帯部も塗装します。
建物によって取り付けられている部材は異なり、業者でも見積もりに含んでいない部材があります。
たぶん塗装するだろう、となにもチェックせずに業者まかせにしてしまうと、実は見積もりに含まれていなかった……なんてことになりかねません。
せっかく外壁塗装をされるのですから、後悔がないようにしっかり準備しておきましょう。
本記事では、付帯部に含まれる部材をご紹介いたします!
付帯部とは?
付帯部とは、建物に付属する部材のことです。
建物は様々な部材で構成されており、それぞれが建物を機能させる大事な役割を担っています。
付帯部も外壁と同じように経年劣化を起こし、破損や機能の低下などがあります。
建物を正常に機能させていくには、付帯部も忘れずに塗装が必要です。
外壁だけを塗装することはなく、通常は外壁と一緒に付帯部も塗装します。
塗装は部材の劣化を抑え、建物全体の美観を保ちます。
塗装されていないところがあると、かえって目立ってしまうため、外壁塗装をされる際は、付帯部も細かく確認しましょう。
付帯部についてはこちらの「外壁塗装の見積もりにある「付帯部」とは?」もご覧ください。
外壁と一緒に塗装する付帯部
外壁と一緒に塗装する付帯部をご紹介いたします。
付帯部は建物によって取り付けられている部材が異なります。
塗装をされる際は、どんな部材があるか確認しましょう。
破風板
屋根の傾斜側にある板が破風板です。
木材、窯業系、ケイカル板など様々な素材があります。
風雨にさらされて傷みやすく、腐食を起こすことがありますので、経年劣化にはご注意ください。
鼻隠し
屋根の軒先側にある板が鼻隠しです。
素材は破風板と同じです。
鼻隠しも風雨にさらされる部材なので、経年劣化にはご注意ください。
雨樋(あまどい)
雨水を排水するための設備です。
雨樋は総称でして、構成する部材は複数あり、一つ一つ名称があります。
主要な部材は、軒樋(のきどい)、縦樋(たてどい)、集水器(しゅうすいき)の3つです。
塩ビ製は劣化を抑えるわけではありませんが、経年劣化で白く褪せて見栄えを落としてしまっているので、美観性を高めるためにご一緒に塗装してください。
雨樋についてはこちらの「雨樋工事は必要?雨樋工事のことで知っておきたい基礎知識」もご覧ください。
幕板・帯板
外壁の境に取り付けてある建物のデザイン性を高める外装材です。
塗装が古くなると保水するようになり、素材自体が脆くなります。
外壁から伝う水が幕板の上端から内側にまわる可能性がありますので、塗装と一緒にシーリングも新しく打ち直しておきましょう。
軒天井
外壁から張り出している屋根の天井を軒天井といいます。
合板やケイカル板、窯業系などの素材があります。
湿気に触れるところなので、湿気を通す透湿性の塗料で塗装しておくと湿気対策になります。
軒天井についてはこちらの「軒天井の塗装は大丈夫?捲れや剥がれに注意!色選びやおすすめの塗料も解説!」もご覧ください。
雨戸・戸袋
窓の外側に設置されている建具です。
雨戸を納める箱またはスペースを戸袋と呼んでいます。
アルミ製が主流ですが、正面の板のスチールは色褪せてくるので、こちらも塗装します。
シャッター
雨戸と同様に窓の外側に設置する鎧戸です。
現在の住宅では雨戸よりもシャッターが採用されています。
スラットは開閉操作や耐久性に支障が出る可能性があるため、シャッターボックスのみ塗装するのが一般的です。
水切り
外壁と基礎の境や1階と2階の外壁の境などに取り付けられる雨仕舞い用の部材です。
樹脂製と金属製があります。
小さな部材ですが、色が褪せていると目立つので、忘れずにこちらも塗装を行いください。
笠木
笠木はベランダ手すりの上にある部材のことです。
現在はアルミやガルバリウムが主流ですが、トタンが使われている場合は、錆を防ぐために塗装が必要です。
霧よけ・庇
外壁から張り出す小さな屋根のことを霧よけまたは庇といいます。
屋根のところにトタンが使われている場合は、錆びないように定期的に塗装が必要です。
霧よけは窓の上や玄関にあります。
換気フード
給気口や排気口に取り付けてあるカバーです。
鉄製と樹脂製があります。
鉄は錆に注意が必要で、どちらも劣化すると色が褪せてきます。
見栄えが悪くなってしまうので、こちらも忘れずに塗装してください。
面格子
窓からの侵入を防ぐ格子のことです。
今の面格子はアルミ製が主流ですが、昔の住宅は木材や鉄が使われています。
どちらも腐食を起こす素材ですので、劣化が進行する前に塗装で保護してください。
エアコンダクトカバー
エアコンの配管を納めるカバーです。
塩ビ製が一般的でして、雨樋と同様に色褪せてきます。
確認が必要な付帯部
上記で挙げた付帯部は外壁と一緒に塗装するのが一般的ですが、こちらでご紹介する部材はオプション扱いになっていることがありますので、事前にご確認ください。
フェンス
様々な素材のフェンスがありますが、鉄や木材が使われているものは、腐食を防ぐために塗装が必要です。
とくに鉄は錆びて朽ちてしまうと修復が難しくなってしまうため、朽ちる前に塗装を行いください。
鉄部塗装についてはこちらの「鉄部は錆びる前に!鉄が錆びてしまう原因と錆の種類・鉄部塗装の重要ポイント!」をご覧ください。
門扉(もんぴ)
敷地の入り口に設置してあるのが門扉(もんぴ)です。
今の門扉はアルミや鋳物が主流ですが、鉄や木材が使われている場合は、腐食しないように塗装が必要です。
劣化が進行すると開閉捜査に支障をきたしてしまうのでご注意ください。
ウッドデッキや濡れ縁
掃き出し窓に設置されることが多いウッドデッキと濡れ縁も素材によっては定期的に塗装が必要です。
現在では樹脂製やアルミ製もありますが、木材で造作されているものは腐食しないように塗装が必要です。
木材の腐食はシロアリを寄せ付ける原因にもなりますので、腐食する前に塗装を行いください。
玄関
木製や鉄製の玄関は定期的に塗装が必要です。
家の顔と呼ばれるところですので、見栄えが落ちていましたら塗装をおすすめします。
アルミ製の玄関ドアを塗装することは一般的にありません。
木製でしたら、ステイン塗料(オイル塗料)で塗装すると木目を残し、木の風合いを表現できます。
基礎
建物を支える基礎も塗装できます。
一般的にオプションになりますが、基礎を塗装することで美観性の向上と中性化防止を図れます。
基礎塗装についてはこちらの「基礎の塗装は必要?塗装をするメリットとデメリットを解説します!」をご覧ください。
見積もり漏れがないように塗装箇所のチェックは徹底的に!
ここまで付帯部について解説してきました。
付帯部に含まれる部材はいろいろな種類があります。
建物によって取り付けてある部材が異なりますので、ご自身でもどんな部材があるか確認しておきましょう。
見積もりに含む付帯部は業者でも違います。
見積もり漏れがないように塗装する箇所のチェックは徹底的に行いましょう!
当社は工事内容や使用する塗料、塗装する箇所など事前にわかりやすくご説明させていただきます。
建物診断や見積もりは無料で実施しておりますので、これから外壁塗装をお考えの方は、ぜひお声がけください!
無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。
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