栃木県那須塩原市 破風板 下地処理ケレン〜上塗り
投稿日:2021.11.6
栃木県那須塩原市の現場にて破風板の下地処理から上塗りの作業を行いました。
こちらのお家の破風板は木目を残した塗装で仕上げています。
塗装には塗りつぶしとこちらのお家のように木目を活かした仕上げがあります。
それぞれ使用する塗料が違いますが、塗装の仕上げ方にもいろいろあるということです。
【樹脂塗料とオイル塗料】
一般的に外壁塗装で使用する塗料は樹脂塗料というもので、塗膜を作り下地に付着する仕組みになっています。
オイル塗料は名前の通りオイルベースの塗料で、樹脂塗料と違って塗膜を作るというよりも下地に浸透して膜を張ります。
オイル塗料を使用する機会が多いのは、こちらのお家のような破風板や外壁、造作のフェンス、ウッドデッキなど木材を中心としたところです。
オイル塗料で塗装することで、木目を潰さずに木のあたたかさを全面に出して仕上げることができます。
柄を潰さずに仕上げることができるクリア塗料というものもありますが、これは樹脂塗料になります。
クリア塗料は顔料が入っておらず、色が透明なため柄が施してあるサイディングの塗装に適しています。
柄を活かすという意味では似ていますが、オイル塗料とクリア塗料はそもそも塗料の種類が違うことに注意しておきましょう。
塗料のことをもっと知りたいという方はこちらの「塗料について」をご覧ください。
【破風板の塗装 オイル塗料】
【下地処理 ケレン】
オイル塗装でも最初は下地処理から始めます。
下地処理は旧塗膜の除去や塗布面を平滑にしていく作業で、塗装の密着性を高める役割がありますが、オイル塗装の場合はさらに塗料の染み込み方にも影響してきます。
古い塗装が残ってしまっていると塗料を弾いてしまったり、下地に染み込んでいなかったりして、仕上がりにムラができてしまいます。
下地処理についてはこちらの「塗装前の下地処理」をご覧ください。
【上塗り】
下地処理後はオイル塗料で塗装をしていきます。
樹脂塗料との違いは下塗りをせずに塗装できることです。
塗装の仕方は簡単に思われるかもしれませんが、オイル塗装は塗料が下地に染み込んで色がついていくためにやり直しがききません。
何度も塗り重ねてしまうと色がどんどん濃くなってきます。
また、下地の状態で塗料の染み込み方も違ってきますので、きれいに仕上げるには技術が必要です。
節や木目があるところは塗料が染み込みやすくなっていますので色が濃く出ます。
塗料の染み込み方に気をつけながらムラができないように塗装をしました。
オイル塗装は下地の状態がはっきりと見えてしまいます。
痛んでいるところは補修を行なって塗装を行いますが、あまりにも損傷が大きい場合は補修の跡が目立ってしまうかもしれません。
理想は痛みが出る前に塗装しておくことです。
オイル塗装は下地の状態が思いっきり表に出てきてしまいますので、オイル塗装で仕上げたいと思っている方はできるだけ劣化が進まないうちに塗装をしてあげましょう。
“mu”
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