夏を快適に。遮熱塗料で涼しく省エネ!
投稿日:2019.5.15 更新日:2023.10.5
年々暑さが厳しくなってきていますね……今年も本格的な夏が始まります。
現代では省エネ対策が呼びかけられていることをよく耳するのではないでしょうか?
「省エネ対策といっても塗装でなんとかできるものなの?」そう思われるかもしれませんが、じつは屋根塗装や外壁塗装でも省エネ対策はできるんです!
それが、遮熱塗料!
本日は省エネ対策ができる遮熱塗料をご紹介いたします!本格的な夏が来る前に、外壁塗装・屋根塗装で省エネ対策してみませんか?
【遮熱塗料とは?】
文字通り、遮熱塗料とは文字通り「熱を遮る性能をもつ塗料」のことです。
遮熱塗料を壁や屋根に塗ることで太陽光の熱の原因となる近赤外線を効率よく反射。その効果により熱の伝わりが少なくなり、室内温度を下げることが可能です。
特に、軽量で戸建住宅の外装材によく用いられているガルバリウム鋼板やトタンは熱伝導率が高いため遮熱塗料の効果は抜群です。遮熱塗料は住宅などの建物だけでなく、ヒートアイランド現象の対策として道路の塗装にも大活躍しています。
※ヒートアイランド現象とは郊外と比べて都市部ほど気温が高くなる現象のことです。都市部はコンクリートの建物や道路など熱を溜めて中々冷めにくい構造物が密集しています。緑地や水面の減少や車の排熱などもヒートアイランド現象を起こす原因となっております。
【遮熱塗料のメリット・デメリットを比較】
メリット | デメリット |
① エアコン負荷軽減により節電効果 |
① 価格が高い ② 汚れがつくと遮熱効果が低下する ③ 濃色と淡色で遮熱効果にばらつきがある ④ 冬は効果を感じられない |
【遮熱塗料のメリット】
【①エアコン負荷軽減により節電効果】
遮熱効果により表面温度の上昇を抑えられます。熱の伝わりも軽減されるため、夏の時期のように猛暑でも室温が極端に上がることはありません。遮熱塗料は、未塗装と比べて2〜3℃ほど温度差があると言われております(※室内温度が30℃以上の場合)。2〜3℃の温度差は体感温度でも実感できる効果です。一般的に、室内温度が2℃下がれば10%の電気代を節約できると言われておりますので、かなりの節電効果が期待できるでしょう。
☆裏ワザ☆ じつはエアコンの室外機に遮熱塗料を塗布すると室外機の温度が下がり、冷暖房効率を高める効果が出ております。 冷暖房効果が高まると消費電力の削減につながるため、遮熱塗料で外壁塗装をご検討されていて「冷房の効効果が悪い」「エアコンの電気代が高い」などでお困りの方は室外機の塗装について業者さんにご相談してみてもいいかもしれません。 |
【②塗膜の耐用年数が長い】
遮熱塗料の耐用年数は他の塗料と比べて15~20年ほどと非常に長いです。
価格は高くなりますが、長期的に見るとトータルコストが安くなる場合もあります。塗料は価格を含めた全体的なバランスでコストパフォーマンスが決まるため、遮熱塗料=価格が高いというわけではありません。ご予算やどれくらい保ってほしいかを考慮して、割高になっていないか塗装業者にご相談ください。
【③部材の熱劣化を防ぐ】
屋根材や外壁材は熱による膨張・収縮作用を繰り返します。この働きで素材へのダメージが蓄積し、ひび割れなどの劣化が進みます。遮熱塗料は熱を遮り、表面温度上昇を抑制するため、熱劣化を防止することに役立ちます。
特に熱の吸収が大きい金属製の屋根や外壁に遮熱塗料を塗布すると、熱膨張が抑えられて塗膜が長持ちします。
【④濃色の温度上昇を抑制する】
学校の授業などで体験された方が多くいらっしゃるかと思いますが、黒やグレーなど濃い色は熱を多く吸収します。これは屋根材や外壁材も例外ではありません。建材が濃色なほど熱をより吸収し、温度が高くなります。これは建物の温度上昇に影響を与え、室内も暑くなりやすいということです。しかし、遮熱塗料なら遮熱効果がありますので、黒などの濃色でも温度上昇を抑えることが可能です。
(デメリット③でもご説明しますが、高い遮熱効果を発揮させたいなら白などの日射反射率が高い色がおすすめです。)
【⑤エリアにより補助金交付を実施している】
遮熱塗料はCO2削減につながり、「省エネ住宅にリフォーム」となるため、自治体によっては補助金を給付する制度があります。塗装工事は数十万円から百万円を超える高額工事です。さらに遮熱塗料のように価格が高い塗料を選ぶとなると費用もそれなりに掛かることを想定していなければなりません。もし、給付金の要件に該当すれば、相場よりも安く塗装工事をすることが可能です。これから遮熱塗料で塗装を考えている方は、まずは給付金交付制度が実施されていないか、各自治体の窓口に相談してみるといいいでしょう。
【遮熱塗料のデメリット】
【①価格が高い】
遮熱塗料の価格は4,000〜5,000円/㎡と耐用年数は長くても価格はやや高いです。一般的なシリコン塗料は2,000円前後/㎡ですから、価格を重視されている方には高いと感じるかもしれません。ただし、塗料の価格は耐用年数や塗装サイクル、建物の環境や状態なども考慮して選ぶ必要があります。価格だけで塗料を決めるのではなく、様々な条件をもとに塗装業者と相談して適したものを選びましょう。
【②汚れがつくと遮熱効果が低下する】
遮熱塗料の効果は永続的なものではなく、経年劣化によって性能が次第に低下していくということが懸念されるところです。例えば塗膜に汚れがついてしまうと遮熱効果は落ちて、塗装したてのときのような効果は得られません。
そのため遮熱塗料を選ぶ時は、汚れのつきにくさを重視することをお勧めしております。汚れにくさを示す性能は「低汚染性」と記載されています。「低汚染性」をもつ塗料は、水に馴染みやすい親水性の塗膜を形成するため、汚れがついても雨と一緒に洗い流してくれます。また、低汚染性と一緒に耐候性も気にしておきましょう。耐候性とは風雨や太陽光など自然的なものに耐える性能のことです。耐候性に優れていると劣化しにくく、遮熱性能も長持ちさせることができます。
【③濃色トタン色で遮熱効果にばらつきがある】
「メリット④」でもお伝えしましたが、塗装する色で熱の吸収量や遮熱効果が変わってきます。遮熱塗料はカラーごとに「日射反射率」が記載されており、濃色なほど反射率が下がり、淡色ほど反射率が高くなっています(日射反射率は塗料のカタログで確認できます)。
つまり、より遮熱効果を得たい方は、ホワイトやクリーム系の淡色で塗装することをお勧めします。汚れが気になる方は中間色のクリーム系にすれば変化が目立ちにくいです。
【④冬は効果を感じられない】
遮熱塗料は熱を遮る性能なため、効果を発揮するのは気温が高くなる夏の時期です。冬はかえって寒くなってしまうのではないかと思われるかもしれませんが、冬は太陽の高度が下がるため、もっとも太陽光の影響を受けやすい屋根も影響はありません。ただし、外壁に遮熱塗装する場合は注意が必要です。太陽の日射角度が下がるため、外壁に照らされた日光は反射され、熱を溜めにくくします。日射を取り込むのは外壁からではなく、窓からなのでそこまで大きく影響しないかと思いますが、建物の断熱性能でも変わりますので、外壁に遮熱塗装する場合は、塗装業者に効果についてよく相談して決めましょう。
遮熱塗料には素晴らしいメリットがありますが、残念ながらデメリットもあります。
しかし、デメリットも加味して考えたとしても室温を下げ、節電効果があり、さらに建物を長持ちさせてくれる遮熱塗料は頼もしい塗料ではないでしょうか。
当社でオススメする遮熱塗料
日本中央研究所 アドグリーンコート
日本ペイント サーモアイ
日進産業 ガイナ
アステックペイント 超低汚染リファイン
エスケー化研 クールタイトSi
遮熱塗料についてはこちらの「遮熱塗料はどんな効果がある?塗料の選び方もご紹介!」もご参考にしてください。
ホーム・ビューティーでは、遮熱塗料の取り扱いも豊富!
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ご相談、建物診断、お見積もりは無料です。お気軽にお問い合わせください。
ホームビューティーが実施する無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。
“mu”
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