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外壁塗装で知っておきたい養生とは?

投稿日:2022.2.27 更新日:2022.2.28

外壁が色あせてきて、そろそろ塗装工事を考えているという方。

外壁塗装工事は普段聞かない用語がいろいろ出てきます。

 

養生もその一つ。

養生は現場と品質を維持していくための重要な作業。

 

建築用語を知っておくと、これから始めていく工事の時に役立ちますので、ぜひ覚えておいてください。

ここでは養生についてを解説していきます!

 

【現場の維持と塗装の品質を守るのが養生】

濡れ縁の塗装後の画像

 

塗装していく塗料は液体のため、塗るときにまわりに飛び散ります。

飛び散った塗料がいたるところについてしまうと現場は汚れてしまいますので、現場を汚さないように保護していく作業が養生です。

 

養生はブルーシートやマスカー、養生テープ、などいろいろな養生材を使って現場を保護していきます。

養生をすることで現場が汚れず、傷もつきにくくなるため、工事の品質も守ることができます。

 

「養生が汚い現場は、工事の品質も悪い」と言われるくらいに養生は、外壁塗装を行う上で重要な作業となります。

 

【養生をしないとどうなる?】

養生の画像

 

養生をしないと塗料が飛散して現場が汚れてしまうのは簡単に想像できるかと思います。

しかし、ついてしまった塗料は後で拭き取ることは可能です。

 

それでは、なぜ養生を怠ると工事の品質が落ちるのか。

塗料は樹脂と顔料、添加剤が混合されており、塗装するために希釈剤を混ぜて液体状にしてから塗ります。

 

塗料は時間が経つと硬化して塗膜を作るのですが、付着した塗料は絵の具のように簡単に拭き取れるものではありません。

 

塗料を拭き取るにはシンナーやうすめ液で塗料を溶かして拭き取りますが、塗装したところに他の塗料がつくと、拭き取るときに最初に塗った塗装まで溶かしてしまうため品質が落ちてしまいます。

 

また、塗装したところにかぎった話ではなく、建物にある各部材には特殊なコーティングがされているものがあり、塗料を拭き取るためのシンナーやうすめ液は、こういったコーティングを溶かしてしまい、変色などの不具合を起こす恐れがありますので、安易に拭き取るのは注意しなければなりません。

 

再度塗装が必要になることもあるため、余計な作業が増え、工事期間も延びる原因にもなります。

そして、清掃の手間も増えてしまうということを含め、自分の家のまわりが汚れているのは、いくら工事期間中とはいえ、あまり気分がいいものではないでしょう。

 

養生をしないと現場が汚れ、傷がつき、工事の品質も落ちるため、それを防ぐためにかならず養生は行っておかなければなりません。

 

【養生をする場所は?】

養生の画像

 

養生をする理由をお伝えしたところで、次は養生をするところはどこなのか知っておきましょう。

養生をする場所は建物によって違いはありますが、以下の場所を養生します。

 

・窓や玄関などの開口部

・室外機

・土間や床

・車

・植栽

・ポストや表札などの小物

 

養生する時に使う材料は、マスカーやブルーシート、ノンスリップシート、養生テープなどがあります。

 

マスカーはポリフィルムにテープが付いた養生材で、養生したいところにマスカーのテープを貼り付けて巻かれているポリフィルムを引き伸ばすことで養生したいところを覆うことができます。

 

ノンスリップ養生は床を保護する養生材です。

滑りにくい素材ですから、玄関のような人の通行があるところに敷かれます。

 

玄関の床はタイルが貼られていることが多いですので、養生をしておかないと傷や汚れがついてしまいます。

タイルが割れてしまうと手直しのレベルではなくなってしまいますので、作業する前にしっかり養生しておくことが大切です。

 

【養生する期間】

カレンダーの画像

 

窓や玄関を養生してしまうと、作業中は開閉ができませんので、いつまで養生しているのか期間が気になるかと思います。

 

最も長く養生する期間が長くなるのは外壁を塗装する工程の時です。

外壁塗装は下地処理から下塗り、中塗り、上塗りまで工程がありますので、開口部の養生は4~7日間はされています。

 

この期間中は作業の間は窓を開けることができませんのでご注意ください。

床の養生は埃やゴミが地面に落ちるということもあって、高圧洗浄から塗装完了まで養生を残していることが多いです。

 

期間は塗装工事が完了するまでのほとんどの期間となるため1週間ほどと考えておきましょう。

 

また、ポストは投函口を養生で閉じてしまうと新聞や手紙を入れられなくなってしまいますので、ちゃんと使えるように口のところは開けてもらいましょう。

 

エアコンの室外機は、ゴミや埃が入ってしまうと故障の原因となりますので、作業中は養生で室外機を覆っておきます。

 

塗装工事の流れについてはこちらから

 

【養生期間中の窓の開閉とエアコンの使用について】

栃木県矢板市 外壁塗装 付帯部塗装 下地処理 養生とは (3)

 

養生は現場衛生と工事品質を維持していくために必要なため、かならず行う作業ですが、以下のことに注意しておきましょう。

 

【養生しているときは窓や玄関の開閉ができない】

窓や玄関は全体を養生材で覆ってしまうため、作業中は開閉できません。

開口部は外壁を塗装するときに塗料が付いてしまいますから、養生はかならずしておく必要があります。

 

また、塗装時だけでなく高圧洗浄の時も水が室内に入ってしまいますから窓は閉めっぱなしになります。

少しでも隙間があると水浸しになってしまいますから要注意です。

 

夏場のような暑い季節だと窓を開けて換気したくなるかもしれませんが、工事中は塗料の臭いが室内に入ってきてしまうため、窓を開けて換気するのはお控えください。

 

とはいえ、どうしても窓を開けたいというケースもあるかと思います。

このような時は職人に相談しましょう。

 

【室外機を養生していてもエアコンは使えます】

塗料がついてしまうことや埃、ゴミなどが入ってしまうのを防ぐために室外機を養生しますが、エアコンの使用は問題ありません。

 

室外機には室外機カバーという養生材で覆います。

室外機カバーはちゃんと通気が取れるようになっていますが、養生の仕方が間違っていると故障の原因となりますので、事前に確認しておくことをおすすめします。

 

工事についての質問はこちらの「よくあるご質問」でもお答えしております。

 

今回は養生についてをお伝えしました。

養生は工事期間中も現場をきれいに保ち、工事の品質を守る大切な作業です。

 

これから塗装工事を考えている方は、養生という言葉を聞く機会があるかと思いますので、今回ご紹介したポイントを押さえておきましょう。

 

当社は無料で建物診断を実施しております。

お家のメンテナンスのことでなにかお困りのことがございましたらお力になれるかと思いますので、ぜひご相談ください。

 

無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円見積もり」をご覧ください。

 

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