屋根のメンテナンスはどんな方法がある?状態に合わせて適切な修理を!
投稿日:2022.3.10 更新日:2022.3.11
雨から建物を守る屋根。
風雨や太陽の日差しにさらされ過酷な環境にありますから、外壁と同様に経年劣化してきます。
屋根で注意しておきたいのが雨漏りです。
雨の影響を受けやすい場所だからこそ、良好な状態を保ち、建物を守っていきたいですよね。
屋根のメンテナンスは一つだけではありません。
屋根の状態や年数によって修理方法は変わりますので、ぜひどんなメンテナンスがあるかチェックください!
【屋根の修理方法は4種類】
屋根の修理方法は大きく分けると4種類。
長く住み続けていけば必ず必要になるメンテナンスのため、どんな修理方法なのか知っておきましょう。
【屋根の修理方法】
・屋根塗装
・葺き替え
・カバー工法
・部分修理
それでは一つずつどんな修理方法かご説明していきます。
【屋根塗装】
屋根塗装は建物のメンテナンスの中で最も機会が多いのではないでしょうか。
屋根はいろいろな屋根材がありますが、すべての屋根材に塗装が必要なわけではありません。
屋根材は以下の種類があります。
【屋根材の種類】
・陶器瓦
・セメント瓦
・スレート
・アスファルトシングル
・金属屋根
上記の屋根材の中で塗装が必要になる屋根材はセメント瓦、スレート、金属屋根です。
ただし、金属屋根の場合は被服されるメッキ層の種類によって対応が変わります。
現在主流のガルバリウム鋼板は耐久性が高く、褪色や錆に強い特徴がありますが、塗装が付着しにくい材料です。
通常の塗装方法ではすぐに剥がれてしまいますので、ガルバリウム鋼板の塗装経験のある業者に依頼することをおすすめします。
ガルバリウム鋼板を含め、金属屋根は傷がつくなど下地が露出すると錆が発生してしまいますから状態には注意しておきましょう。
わからないことや気になることがございましたらご相談にのりますので、お気軽にお声がけください。
【葺き替え】
葺き替えは以下の部材を新しくすることができます。
・野地板(下地材)
・ルーフィング
・屋根材
・棟板金や雨押さえ、水切りなどの役物(板金類)
・雪止め(ご要望のある方)
上記を見ての通り、屋根を一新することができる修理方法です。
葺き替えなら屋根材の制限がなく自由に選択することができます。
ただし、屋根材は建物の耐震性に関わり、重量が軽いほど建物への負担が減り、耐震性が良くなります。
現在は耐震性を考慮して軽い屋根材が推奨され、スレートやガルバリウム鋼板などの金属屋根、アスファルトシングルが多く採用されています。
なによりも葺き替えは下地材やルーフィングを新しくできることに意味があります。
ルーフィングは屋根を防水するのに重要です。
ルーフィングが痛んでいるといくら屋根材が新しくても雨漏りのリスクは高くなりますのでご注意ください。
【カバー工法】
カバー工法を行う目的は葺き替えと同じですが、施工方法が違います。
カバー工法は既存屋根に新しい屋根を重ねるようなイメージです。
解体が最小限に済むため、コストを抑え、工期も短縮できます。
屋根の重量が重くなってしまいますから、選べる屋根材は金属屋根やアスファルトシングルなどの軽量屋根材に制限されます。
また、瓦屋根はカバー工法ができませんので、屋根を新しくする場合は葺き替えになります。
【部分修理】
全体的な工事に対して部分修理は部材交換や補修工事になります。
部分修理となるのは以下の工事があります。
・棟板金交換
・雪止め取り付け
・屋根材のひび割れ補修
・屋根材の差し替え
・漆喰補修
など
棟板金は風に煽られて飛ばされてしまうことがあります。
周りの建物などに当たってしまうと傷つけてしまいますから、被害が出る前に修理しておきましょう。
瓦屋根は棟や外壁の取り合い部などに漆喰が塗られています。
漆喰は経年劣化で割れや欠けなどの症状がでてきますから、定期的に塗り替えすることをおすすめします。
漆喰から水が入ってしまうと瓦の土台となる葺き土が流れて瓦のズレや崩落を起こす恐れがあります。
屋根は状態がどうなっているか確認しづらいところですから、状態が悪くなっているのを見逃さないように注意しましょう。
【屋根のメンテナンススケジュールは?】
屋根のメンテナンスは4種類ありますが、どの修理方法を行なえばいいかわからないかと思います。
まず、どの修理方法で行うかは屋根の状態や年数、原因によって変わります。
以下に雨漏りなどの緊急性がないケースのメンテナンススケジュールをお伝えします。
10年目:点検、補修、塗装
20年目:点検、補修、塗装
※ルーフィングの劣化がある場合は葺き替えまたはカバー工法
30年目:点検、葺き替えまたはカバー工法
【10年目は点検と補修、塗装をしましょう】
屋根は10年ごとの点検をおすすめします。
最初の10年目は屋根材が劣化してきますので、補修と美観保持のために塗装が必要になります。
【補修はどんなことが必要?】
屋根は風雨にさらされていますから10年も経てば様々な劣化症状が出てきます。
補修が必要になるのはコーキングの打ち替え、棟板金の釘再打ち込み、棟板金の交換、屋根材の補修などです。
どんな補修が必要になるかは屋根の状態によりますので、修理を検討する際は点検時にどんな状態になっているか写真を撮ってもらい、工事が必要か業者に相談しましょう。
【20年目は再塗装かルーフィングが傷んでいたら葺き替えなどを】
20年目以降になるとルーフィングの劣化も懸念されます。
ルーフィングが痛んでいると水が染み込んできてしまう恐れがありますので、カバー工法か葺き替えをご検討ください。
ルーフィングに問題がない場合は再塗装になります。
【30年目は葺き替えかカバー工法をご検討ください】
ルーフィングは20年~がメンテナンス時期になります。
25年以降はルーフィングの防水性の低下が心配されますので、葺き替えかカバー工法をご検討ください。
ルーフィンが痛むと水が染み込んできますので、雨漏りを引き起こしてしまいます。
雨漏りしてから修理では手を打つのが遅いですから、雨漏りする前にメンテナンスしましょう。
【状態に合わせて屋根の修理方法を決めることが大切】
屋根は状態に合わせて適切な施工方法で修理することが大切です。
ルーフィングが劣化しているのに塗装だけで済ましてしまうと、雨漏りのリスクはとても高くなります。
ここで必要になるのはルーフィングを替える葺き替えかカバー工法です。
適切な修理をしないと余計な工事をしてしまったり、雨漏りなどの被害を受けて建物の状態を悪くさせてしまいます。
本当に必要な工事なのか、今回お伝えしたメンテナンス方法やスケジュールなどを参考にして判断しましょう。
【そろそろ?と思ったらご相談ください!】
当社はお家のメンテナンス工事を承っております。
無料で建物の診断も行っておりますので、もしお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
建物は経年劣化してきますから、定期的にメンテナンスをしないと寿命を縮めてしまいます。
大切なお家を長く維持していくために適切なタイミングでメンテナンスをしましょう。
無料診断についてはこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。
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