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外壁塗装で行う「ケレン」とはどんな作業?

投稿日:2025.2.28

塗装で行う「ケレン」とは下地処理作業の一つです。塗装の品質にとても関わり、塗装を行う上では必ず行うとっても過言ではありません。ケレンを含む下地処理の工程は、塗装が仕上がると隠れてしまうため、つい見過ごされてしまうような気がします。

ですが、品質の高い塗装に仕上げてもらうためには、塗装した後では見ることのできない念入りな下地処理が非常に重要です。本記事では、これから外壁塗装を考えている方にぜひ押さえておいていただきたい「ケレン」について解説いたします。

塗装の仕上がりに大事なケレン

外壁塗装で行う「ケレン」とはどんな作業?

「ケレン」は専門用語なので、はじめて耳にするという方も多いのではないでしょうか?「ケレン」はサンドペーパーやナイロンパッド、ディスクサンダーなどを用いて下地を磨く下地処理作業の一つです。

年数が経っていると外壁や破風板などにはたくさんの汚れや古くなった塗膜、コケ、カビなどが付着している状態です。不純物が残るところに塗料を塗ってもうまく定着しません。

塗装してもすぐに剥がれてしまっては意味がありませんから、長く定着するように下地を研磨して状態を整えるために行うのが「ケレン」です。

そもそも下地処理とはどんな工程?

外壁塗装で行う「ケレン」とはどんな作業?

そもそも下地処理とは何?という疑問があるかもしれません。塗装する面を下地と呼んでいます。その下地を整える作業が下地処理。下地処理は一つの作業を指すのではなく、ケレンの他にも高圧洗浄やコーキング処理(シーリングとも呼びます)、補修などがあります。どれも下地を良好な状態に整え、塗装の品質を高める大事な作業です。

下地処理についてはこちらの「外壁塗装は下地処理が超重要!」で詳しく解説しております。

ケレンすることで得られる効果

外壁塗装で行う「ケレン」とはどんな作業?

① 汚れや古い塗膜など不純物が除去され、下地への密着性が高まる

汚れや古くなった塗膜、コケ、カビ、錆などの不純物が残ったところに塗装してもうまく密着してくれません。ケレンはこのような不純物を除去して塗装が定着しやすい下地に整えるために行います。

どんなにハイグレードな塗料で塗装してもケレンを含む下地処理が疎かになっていると長く定着することは難しいでしょう。このようなことから、塗装は下地処理が非常に重要と言われる所以があります。

② 下地の凹凸がなめらかになり、塗装の仕上がりが美しくなる

ケレンは塗装後の見栄えにも貢献しています。経年劣化で打痕や擦り傷、塗膜の剥がれなどがあると下地に凹凸ができて、そのままの状態で塗装しても見栄えは良くありません。下地の凹凸はケレンを行なってできるかぎり平滑に整え、塗装の仕上がりを美しくさせます

ケレンをしないとどうなる?

外壁塗装で行う「ケレン」とはどんな作業?

上記でお伝えしたとおり、ケレンは塗装の品質に関わる大事な作業です。もしケレンを行わずに塗装した場合、このような不具合が出てしまうでしょう。

・塗装が剥がれやすくなる
・凹凸があり見た目が美しくない
・錆が広がる(鉄部の場合)
・塗料の性能を最大限発揮できない

塗装した直後にケレンをしたかどうか確実に見極めることは困難です。しかし、ケレンを適切に行なったかどうかで、その後の塗装の品質は歴然と目に見える形で現れてきます。もし、塗装して数日、数ヶ月で剥がれてくるなら、きっとケレンを疎かにしたのかもしれません。

ケレンの種類は一種から四種まである

外壁塗装で行う「ケレン」とはどんな作業?

一種ケレン

一種ケレンは一般的な戸建住宅で行いません。主に橋梁や工場など大規模な構造物に用いられます。ブラスト工法や剥離剤などを用いて旧塗膜を除去し、素地に戻すことが目的です。

二種ケレン

二種ケレンも旧塗膜を除去し、素地に戻すことが目的にありますが、一種ケレンほど腐食が進んでいない場面で行います。電動ブラシやディスクサンダーなどの電動工具を使い、錆や旧塗膜などを削り落として素地に戻します。旧塗膜を取り除く必要性がある場合は、戸建住宅でも二種ケレンを行うことがあります。

三種ケレン

一種ケレンと二種ケレンは素地に戻すことが目的にありますが、三種ケレンは旧塗膜を残します。旧塗膜が下地と十分に密着していて保護機能を保つ状態の塗膜を活膜といいます。

一般的に戸建住宅などの塗装工事では、下地調整の上でこの活膜を残して塗り替えます。三種ケレンではディスクサンダーやワイヤーブラシ、サンドペーパー、ナイロンパッドなどの研磨材を使用します。

四種ケレン

四種ケレンも旧塗膜を残します。比較的に下地の状態は良好で、下地の凹凸や汚れなどを除去する場合に四種ケレンを行います。表面に凹凸が少なく、塗装がつきやすくなるように軽く傷つけることを「目荒らし」といいます。

まとめ ケレンを行なったか確認できるように施工写真を撮ることをおすすめします!

外壁塗装で行う「ケレン」とはどんな作業?

塗装は奥が深く、すべてにケレンを行わなければいけないというわけではありません。例えば、外壁をケレンするとなると時間がかなりかかってしまうため、通常は高圧洗浄で汚れなどを洗い流した後はシーラーなどの下塗り剤で調整します。

ですから、外壁をケレンすることはとても稀なケースです。外壁をケレンする場合については、また機会があればご紹介したいと思います。

品質の高い塗装に仕上げるためには「ケレン」を行い下地を良好な状態に整える必要があります。塗装した後に確認できる作業ではありませんので、手抜き工事をされてしまわないように施工写真を撮っておくと安心です。

当店ではお客様が安心して工事を任せていただけるように、毎日の作業報告と工事写真のお渡し、アフターサポートなどを徹底しております。これから外壁塗装を考えている方は、ぜひ当店にお任せください!

無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。

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