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コーキングの種類と特徴をわかりやすく解説します!

投稿日:2023.5.8

コーキングは建物の隙間を埋める充填材です。外壁の目地や部材の接語部などに充填されており、防水性や気密性を保つ役割があります。

 

コーキングのことをシーリングとも呼び、塗装工事ではどちらも同じ意味として扱っています。コーキングはいろいろな種類があり、用途に応じて使い分けています。

 

本日はコーキングの種類についてお伝えしていきたいと思います。

 

【「定型シーリング材」と「不定形シーリング材」】

塗装工事では樹脂を主原料とするコーキングを使うのが一般的ですが、今回はもう少し踏み込んでコーキングの種類についてご説明していきます。

 

コーキングの種類と特徴をわかりやすく解説します!

まず、シーリング材は「定型」と「不定形」に分かれます。

「定型」はパッキンやガスケットなどのことを指し、固形化された部品を取り付けて漏水や気密を保ちます。

 

コーキングの種類と特徴をわかりやすく解説します!

そして、「不定形」はコーキングのことです。

コーキングはペースト状になっており、乾燥または化学反応によって硬化します。

本記事ではこの「不定形」のコーキングを中心にお伝えしていきます。

 

【「1成分系」と「2成分系」】

コーキングの種類と特徴をわかりやすく解説します!

「不定形コーキング」はさらに「1成分系」と「2成分系」に分かれます。

 

「1成分系」と「2成分系」は「1液型」と「2液型」とも呼ばれています。

これらの違いですが、「1成分系」はそのまま使用できるコーキング剤「2成分系」は主材と硬化剤を混ぜて攪拌して使用するコーキング剤です。

 

簡単に言いますと、硬化剤を混ぜて使用するのが「2成分系」、硬化剤を混ぜる必要がなく、そのまま使用できるのが「1成分系」です。

 

「1成分系」は手軽さがメリットでして、ホームセンターでも購入できます。取り扱いが簡単ですから、DIYによく使われ、工事では施工範囲が狭い時に取り回しが良いため、よく「1成分系」を使用します。

 

「2成分系」は硬化剤を混ぜる必要があるため「業者向けのコーキング」と言えるかもしれません。コーキングを使用するためには、硬化剤を混ぜる手間がありますが、施工範囲が広く、コーキングの量も多く必要な場合は「2成分系」が適しています。また、「1成分系」よりも「2成分系」の方が安価で経済的です。

 

コーキングについてはこちらの「定期的にコーキングのメンテナンスが必要な理由と劣化する過程について」もご覧ください。

 

【コーキング剤の種類】

コーキング剤の種類は、

 

・アクリルコーキング

・ウレタンコーキング

・シリコンコーキング

・変成シリコンコーキング

 

の4つのコーキング剤があります。

 

それぞれ特徴が異なりますので、一つずつ特徴をご説明していきます。

 

【アクリルコーキング】

アクリルコーキングは水性なので取り扱いが簡単でして、内装によく使用されます。昔は外壁の目地にも使われていましたが、耐久性が低く、現在では屋外で使用されることはほとんどありません。

 

コストが安価でして、カラーバリエーションも豊富にあるため、クロスの内装工事でよく使用します。アクリルコーキングという名前ではなく、ジョイントコークという名前で販売されています。

 

【ウレタンコーキング】

ウレタンコーキングは弾力性に優れ、収縮による追従性も高いです。追従性の良さと耐久性の高さから外壁目地やクラック補修で使用されることが多いです。

 

ただし、ウレタンコーキングは紫外線に弱いという欠点があるため、充填後に塗装する必要があります。窓などコーキングが露出する場所には適していません。

 

また、汚れがつきやすいというデメリットもありましたが、現在では技術の向上により「ノンブリードタイプ」が登場し、汚れにも耐性を持つようになりました。

 

【シリコンコーキング】

シリコンコーキングは耐久性、耐水性、防カビ性に優れ、コストも安価なため、幅広い場面で活用されています。ホームセンターでも販売されているため、一般の方も扱いやすいコーキングです。

 

シリコンコーキングは屋外だけでなく、キッチンや浴室、トイレ、洗面所などの水回りにも使用されています。注意が必要なのは、塗装できないことです。シリコンコーキングは水を弾く性質があるため、塗料を弾いてしまいます。

 

密着性が良いコーキング剤ですので、クラック補修など安易に使用してしまうと外壁塗装をする時に支障が出てしまう可能性があるため、扱いには注意が必要です。

 

【変成シリコンコーキング】

上記でお伝えしたシリコンコーキングの塗装できないという欠点を改善したコーキング剤となっており、外壁目地やクラック補修、隙間埋めなどに使用されています。

 

シリコンコーキングと変成シリコンコーキングは名前が似ていますが、原料はまったく別物でして、シリコンコーキングはシリコン樹脂が原料、変成シリコンコーキングはポリーテル樹脂が原料となっています。

 

塗装が可能ですが、ブリード現象には注意が必要なため「ノンブリードタイプ」を使用するか、コーキングと相性のいい塗料の選定が大切です。

 

コーキング工事についてはこちらの「コーキングとは?外壁塗装と一緒にメンテナンスをしよう!」もご覧ください。

 

【まとめ】

コーキングの種類と特徴をわかりやすく解説します!

ここまでコーキングの種類についてお伝えしてきました。

ポイントをまとめましたのでご覧ください。

 

・塗装工事でよく使用するのは「不定形コーキング」

・コーキングは「1成分系」と「2成分系」がある

・コーキング剤は「アクリル系」「ウレタン系」「シリコン系」「変成シリコン系」の4種類がある

 

コーキングはそれぞれ特徴があり、用途や施工箇所に合わせて適したものを使用することが大切です。コーキング工事も建物を維持していくために必要なメンテナンスですので、しばらくメンテナンスを行なっていない方はコーキング工事をご検討ください。

 

ホーム・ビューティーは無料で建物診断を行っております。お住まいのメンテナンスのことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

 

無料診断についてはこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。

 

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