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FRP防水の劣化症状とメンテナンスをする時期や方法を解説

投稿日:2023.11.18

防水がされているところは、毎日のように雨や風、砂埃、太陽光などにさらされており、年数ともに劣化していきます。

住宅のベランダやバルコニーに多く採用されているFRP防水も例外ではありません。

防水の劣化が雨漏りを引き起こす原因にもなりますので、被害がでてしまわないようにしっかりメンテナンスを行いましょう。

本日はFRP防水のメンテナンス方法について解説いたします。

 

【住宅に多いFRP防水の特徴】

FRP防水の劣化症状とメンテナンスをする時期や方法を解説

ベランダやバルコニー、屋上など雨に濡れるところは、水が染み込まないように防水がされています。

防水工法はいろいろな種類がありますが、FRP防水のその一つ。

FRP防水はポリエステル樹脂とガラス繊維を組み合わせた「繊維強化プラスチック」の構造を持つ防水工法。

ポリエステル樹脂だけだと太陽の紫外線に弱いため、その上には保護層としてトップコートが塗られています。

FRP防水はこのような特徴があります。

 

【FRP防水の特徴】

・軽量で建物への負担が少ない

・強度が高く、歩行する場所に適している

・水密性が高く、防水性に優れている

・硬化が早く、工期が短い

・様々な下地に適合できる

 

デメリットはひび割れを起こすことです。

硬い素材なため、経年劣化すると塗膜がひび割れてくるため、定期的にメンテナンスが必要です。

それでは次にメンテナンス時期の目安となる耐用年数と劣化症状についてお伝えします。

 

【FRP防水の耐用年数と劣化症状】

FRP防水の劣化症状とメンテナンスをする時期や方法を解説

FRP防水の耐用年数は、トップコートが5年ほど、防水層が10年ほどです。

劣化の進行具合は環境で異なります。

日差しが強くあたるなど条件が厳しいほど劣化の進みも早いため、年数の経過だけでなく劣化症状も確認しておきましょう。

以下にFRP防水に発生する劣化症状をご説明します。

 

【劣化症状①:色あせ】

トップコートは太陽の紫外線により、色あせ(白濁化)が起きます。

色あせが目立ってきたらトップコートの塗膜が摩耗しているサインなため、トップコートの塗替えをご検討していただく時期です。

 

【劣化症状②:塗膜のひび割れや膨れ】

塗膜が劣化するとひび割れや膨れが発生します。

水が防水層の間に入りやすくなり、そのままにしておくとさらに被害が広がります。

防水層までダメージを負ってしまう可能性がありますので、そのまま放置するのは禁物です。

 

【劣化症状③:塗膜の剥がれ】

FRP防水は塗膜防水とも呼ばれており、塗料で防水層をつくっています。

仕組みは屋根塗装や外壁塗装と同じでして、下地に密着していることで塗膜を保っています。

その塗膜が剥がれるとトップコートと防水層の間に水が入ってしまいます。

さらに防水層まで剥がれてしまうと、今度は床の下地と防水層との間に水が入り、最悪は雨漏りを引き起こしてしまいます。

 

【防水層までダメージを負ってしまうと、もう一度防水をやり直す必要があります!】

FRP防水は防水層に問題がなければトップコートを塗り替えるだけで済み、メンテナンスコストも安く抑えられます。

ですが、防水層までダメージを負ってしまうと、一から防水工事をやり直さなければいけません。

床の下地が腐食している場合は、その部分を張り替え、補修後はもう一度防水層をつくり直す工事を行います。

工事費の負担が大きくなるだけでなく、雨漏りを引き起こすリスクが高くなりますので、防水がされているところは劣化が進行する前に対処することが大事です。

 

【FRP防水のメンテナンス方法】

FRP防水の劣化症状とメンテナンスをする時期や方法を解説

【メンテナンス方法①:トップコートの塗り替え】

FRP防水は床下地・防水層・保護層の3層構造となっています。

劣化の初期症状は、トップコートの色あせやひび割れ、膨れなどです。

このような劣化症状が発生している場合は、トップコートの塗替え時期です。

トップコートの塗替えサイクルは5年ほどなので、年数の経過も塗り替えを考えていただく目安にしてください。

 

【メンテナンス方法王②:防水層の再施工】

FRP防水の耐用年数は10年ほどなので、これくらいの年数が経ちましたら防水そのものをつくり直すことをお考えください。

FRP防水以外にウレタン防水やシート防水などの他の工法で施工することも可能です。

 

防水工事についてはこちらの「ベランダ防水工事の必要性と維持対策を解説!」もご参考にしてください。

 

【防水工事ならホーム・ビューティーにお任せください!】

FRP防水の劣化症状とメンテナンスをする時期や方法を解説

防水の劣化は雨漏りを引き起こす原因になります。

色あせや塗膜のひび割れ、膨れなどの劣化症状が発生していましたら、メンテナンスを考えていただく時期ですので、そのまま放置せずに専門業者に状態をお見せください。

 

ホーム・ビューティーは防水工事も承っております。

建物診断は無料で実施しておりますので、防水のメンテナンスのことでお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

診断後は、お客様のご要望に沿って最適な工事プランをご提案させていただきます。

 

無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。

 

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