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下地調整の重要なポイント4 ひび割れ、クラック補修(屋根)

投稿日:2019.8.5 更新日:2025.10.30

塗装はただ塗料を塗るだけではありません。
もちろんそれは屋根も例外ではありません。

塗装工程は、

高圧洗浄→下地処理→下塗り→中塗り→上塗り

という流れになっています。

この工程の中で最も重要とするのが下地処理です。 

現在多く普及するスレートのほとんどは経年劣化でクラックが発生しています。
塗装すれば隠せてしまう細かなクラックでも、それが後々問題を起こす可能性がありますので、塗装前にしっかりと直しておくことが大切です。

屋根塗装の流れについてはこちらから

スレートとは?

下地調整の重要なポイント4 ひび割れ、クラック補修(屋根)

まずは、スレートとはどんな屋根材かご紹介します。
スレートはコロニアル、カラーベストとも呼ばれており、セメントを主原料に繊維材を混入させて強度を高めた屋根材です。

厚さは5mmほどで、重量が20kg/㎡ほどと昔から用いられている瓦(50kg/㎡)と比べると格段と軽量化されています。
屋根が軽くなると重心が下がり耐震性の向上につながります。

スレート屋根は割れやすい?

下地調整の重要なポイント4 ひび割れ、クラック補修(屋根)

10年くらい経過しているとスレートのほとんどはクラックが発生しています。
クラックとはひび割れを意味する専門用語でして、屋根だけでなく、外壁や基礎にも使われます。

なぜクラックが発生してしまうかというと以下のようなことが原因に挙げられます。

・雨や風、太陽光など劣化を進めやすい過酷な環境にさらされている
・なにも遮るものがないため、飛来物による衝撃を受けることがある 
・塗装が劣化すると保水性が高まり、膨張・収縮が起こるため

また、スレートは厚みが5mmほどと瓦と比べて非常に薄い屋根材です(瓦の厚みは20mm前後)。
スレートは経年劣化で強度が低下していますから、材自体の動きなど常に負荷がかかっているためクラックが起こりやすくなります。

屋根の劣化症状についてはこちらの「屋根の劣化は気が付きにくい?メンテナンスのタイミングを解説!」をご覧ください。

スレート屋根の補修方法は?

下地調整の重要なポイント4 ひび割れ、クラック補修(屋根)

既存スレートにクラックが発生している場合は、塗装前に補修する必要があります。
クラックの中には軽傷な場合もありますが、それもそのままにすると塗膜が剥がれやすくなるなど不具合が出やすくなります。

スレートのクラックを補修する方法は以下の方法があります。

・コーキング(シーリング)やプライマーでクラックを埋める
・スレートを差し替えて部分的に新しくする

コーキングやプライマーを用いる補修方法は、クラックが軽微な場合に行います
コーキングやプライマーはクラックを埋める効果がありますので、洗浄後にコーキングやプライマーを塗布してクラックを補修します。

次にスレートの差し替えについてご説明します。
スレートの差し替えは広範囲または損傷する箇所数が多い場合に行います
スレートの差し替えとは、破損しているスレートとその周囲を部分的に剥がし、そこに新しいスレートを差し込む補修方法です。
補修した箇所のスレートが新しくなり、美観性を損なわずに塗装できます。

クラック(ひび割れ)から雨漏りを防ぐ対策

下地調整の重要なポイント4 ひび割れ、クラック補修(屋根)

スレートにクラックがあると内部に水が浸透しやすくなり、材自体を脆弱化させます。
クラックが雨漏りに直結することはありませんが、スレートの破損へと症状を大きくさせます。
そして、その破片が飛散すると近隣の建物や車を傷つけてしまう可能性がありますのでご注意ください。

また、スレートが破損することによって防水の要となるルーフィングに悪い影響を及ぼします。
ルーフィングが露出すると劣化を早めたり、傷つけてしまったりし、それが雨漏りに直結する可能性は十分にあります

雨漏りの被害は甚大です。
建物の老朽化に繋がり、普段の生活にも支障をきたします。
雨漏りを起こさないことが非常に重要ですので、雨漏りするリスクが高い屋根はとくに状態に注意しておきましょう。

屋根からの雨漏りを予防するには適切なタイミングでメンテナンスすることも大事ですが、なによりも定期的に屋根点検を実施し、問題を早期に発見することです。
とくに屋根は状態が見えにくい場所ですので、劣化をそのまま放置してしまわないようにご注意ください。

関連記事:雨漏りは建物の寿命を縮めてしまう?放置するリスクと対策を解説

傷みやすい屋根だからこそ下地調整は徹底的に‼︎

下地調整の重要なポイント4 ひび割れ、クラック補修(屋根)

屋根は雨や風、太陽の紫外線など劣化しやすい環境にさらされています。
塗装時期になっていれば、ほとんどの屋根はクラックなどいろんな劣化症状がでています。

軽微な症状なら塗装すれば隠せてしまうかもしれませんが、それが後々問題を起こす可能性がありますので、このような不具合が出ていれば塗装前にしっかりと直すことが大事です。

屋根は作業が見えにくい場所です。
隠せてしまう作業は手抜きに繋がりやすいので、信頼できる業者に工事をご依頼ください。

ホーム・ビューティーでは安心して工事をまかせていただけるように、毎日の作業報告や工事写真のお渡し、アフターフォローなどを徹底しております。
もちろん高品質な工事をご提供できるように下地調整も念入りに行っております。

建物診断や見積もりは無料で実施しておりますので、これからお住まいのメンテナンスをお考えでしたら、ぜひ当店におまかせください!

無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。

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