屋根塗装の流れは?工程と知っておきたいポイント
投稿日:2022.2.28 更新日:2022.3.1
目次
建物の塗装は高所作業を含みますから足場を設置します。
足場代も高額ですから、できるだけ効率的にメンテナスをしていきたいと思いますよね。
外壁塗装をするのなら屋根塗装もセットで行なっておくのがコスト的にお得です。
同じ塗装だから工事の流れも一緒だろう……と思っている方。
屋根塗装は基本的な工程は外壁塗装と似ていますが、屋根塗装にしかない工程もあります。
それでは、今回は屋根塗装の流れや工事を行う前に知っておきたいポイントを解説していきたいと思います。
【屋根塗装の流れは?】
屋根塗装は外壁塗装にはない工程があり、屋根という環境から下地処理や下塗りを念入りに行っておくことが大切です。
それでは、まず屋根塗装の流れをお伝えしていきたいと思います。
ステップ1:足場の組み立て設置
ステップ2:高圧洗浄
ステップ3:下地処理~補修
ステップ4:下塗り
ステップ5:縁切り
ステップ6:中塗り~上塗り
ステップ7:点検~足場撤去
ステップ8:お引き渡し
屋根塗装の流れを見ていただくと、基本的に外壁塗装と似ているかと思います。
しかし、ステップ5にある縁切りは外壁塗装にはない工程で、屋根塗装を行う上でとても大事になってきますから、これから屋根塗装をされる方はぜひ覚えておいてください!
【そもそも屋根の塗装は必要?】
外壁塗装は定期的に行うものというのが一般的になっていますが「それでは屋根の塗装は必要?」と思われる方もいるのではないでしょうか。
塗装は美観を保持するだけでなく、性能を維持していくために必要なメンテナンスです。
それは外壁だけでなく屋根も同じことがいえます。
とくに屋根は風雨にさらされ、太陽光の影響も受けますから痛みが出やすい過酷な環境にあります。
屋根が痛んでいると美観性の低下だけでなく、性能を落とし、雨漏りのリスクも高くなりますから、外壁と同様に屋根も定期的に塗装しておくことおすすめします。
劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。
また、塗装はすべての屋根に必要なわけではなく、屋根材の種類によって違います。
塗装が必要な屋根材は以下の種類があります。
【塗装が必要な屋根材】
・スレート
・セメント瓦
・トタンなどの金属屋根
など
スレートやセメント瓦はセメントを原料とする屋根材のため、塗装が古くなっていると水を吸ってしまいます。
この状態を放置してしまうと劣化を早めてしまいますので、10年ほどを目安に塗装をご検討ください。
トタンなどの金属屋根は塗装が劣化するとメッキ層が摩耗して下地が痛んできます。
錆が発生してきますから、劣化が進む前に塗装をしておくことが大切です。
下地が痛んでしまうと密着性が悪くなり、塗装の保ちも悪くなります。
現在主流となっているガルバリウム鋼板の屋根もメンテナンスは必要です。
錆びにくい素材ですが、年数が経っていましたら一度業者に状態を見てもらうことをおすすめします。
当社は無料で建物診断を行っております。
無料診断についてはこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。
【屋根塗装は下地処理と下塗りが大事!】
屋根塗装は下地処理と下塗りがとても大事です。
屋根塗装で行われる下地処理は以下の作業があります。
【屋根塗装の下地処理】
・高圧洗浄
・棟板金など鉄部のケレン
・コーキング打ち替え
・屋根材の補修
下地処理は塗装する面を整えて塗装がのりやすい状態にする作業です。
ここで適切なことができていないと塗装の付着力は落ちてしまいます。
また、下塗りも同じく上塗り材の密着性を高める役割があります。
下塗りは通常1回となっていますが、屋根の場合だと劣化が進んでいることが多く、1回だけでは塗料を多く吸い込んでしまっているせいか十分な塗膜厚になりません。
塗膜厚が薄いと性能が低くなりますので、屋根の下塗りをするときは、しっかり塗膜厚を確保できるように2回、3回と塗り重ねることが大切です。
下地処理や下塗りは上塗りをすると隠れてしまう工程です。
しかし、下地処理と下塗りが適切に行われていない影響は大きく、数ヶ月、数年で塗装がダメになってきてしまいますから、屋根塗装をするときは下地処理や下塗りについてよく説明をもらっておくことをおすすめします。
塗装完成後は下地処理や下塗りをしたところは見えなくなってしまいますので、手抜き工事を防ぐためにも施工写真や作業報告を受けるなどの対応を業者に求めましょう。
当社の施工管理はお客様がご安心して工事をまかせていただけるように万全を尽くしております!
詳しくはこちらの「塗装工事の流れ」をご覧ください。
【屋根塗装で大切な縁切りとはどんな工程?】
屋根塗装に行われる「縁切り」という工程はご存じですか?
縁切りは正常な屋根の状態を保つために重要となってくる工程です。
塗装は膜を張って下地に付着しますから、ちゃんとした処置をしておかないと屋根材にある隙間が塗膜で塞がってしまいます。
縁切りは屋根が塗装で密閉されるのを防ぎ、通気や水の出口のために隙間を設ける作業です。
現在ではタスペーサーという縁切り部材を使って縁切りをすることが一般的になりました。
タスペーサーを屋根材に差し込むだけで縁切りができますので、施工性が容易で、工期短縮と精度が安定しております。
縁切りやタスペーサーについては下のページでもご説明しておりますので、ぜひこちらもご参考にしてください。
【夏の暑い季節にぴったり!遮熱塗装で室温改善】
屋根の塗料はたくさん種類があります。
一般的な塗料ですと以下の種類があります。
・ウレタン塗料
・シリコン塗料
・フッ素塗料
その中でも遮熱性を持った塗料を遮熱塗料といいます。
屋根は太陽の熱を吸収しますから、表面温度は80℃近くにもなります。
その屋根が吸収した熱はそのまま室内へと伝わってくるため、夏の季節のような暑い時期は室温が上がってしまうことも。
遮熱塗装は太陽光に含まれる遠赤外線を反射し、熱の吸収を抑える効果があります。
遮熱塗装をすることで室温が改善できるかもしれませんので、屋根塗装をお考えの方はぜひ遮熱塗料をご検討ください。
遮熱塗料についてはこちらの「アステック スーパーシャネツサーモ」をご覧ください。
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