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屋根塗装とカバー工法、どちらを選べばいい?

投稿日:2024.10.11

屋根塗装とカバー工法、どちらがいいか迷っていませんか?
どちらも屋根を改善する大事なメンテナンスですが、工事の性質はまったく異なりますので、しっかりと各工事の目的を把握して、ぴったりな方法で屋根をリフォームしましょう。

本記事では、屋根塗装とカバー工法の選び方について解説いたします!

屋根塗装とカバー工法の目的の違いを比較

塗装とカバー工法はどんな違いがあるか確認してみましょう。
塗装とカバー工法にはこのような目的があります。

屋根塗装とカバー工法、どちらを選べばいい?

【屋根塗装をする目的】
・屋根材を保護するため
・屋根の美観性を保つため
・コーキングを打ち直して一次防水側からの防水を高めるため

屋根塗装とカバー工法、どちらを選べばいい?

【屋根カバー工法をする目的】
・ルーフィングを新しくして二次防水から防水を高めるため
・屋根を延命させるため
・屋根の美観性を高めるため

屋根塗装とカバー工法、どちらを選べばいい?

【屋根塗装の目的】 【カバー工法の目的】
・屋根材を保護するため
・屋根の美観性を保つため
・コーキングを打ち直して一次防水側からの防水を高めるため
・ルーフィングを新しくして二次防水から防水を高めるため
・屋根を延命させるため
・屋根の美観性を高めるため

まずは、塗装とカバー工法の目的の違いを押さえておきましょう。

屋根の状態や時期で最適なメンテナンス方法が変わる

屋根塗装とカバー工法、どちらを選べばいい?

メンテナンス方法を考えるときに、屋根の状態や時期に合わせることが大切です。
状態に見合っていない場合や時期が早いと過剰な工事を行うことになってしまうため、必ず屋根を点検して現状を把握してからメンテナンス方法を判断しましょう。

屋根の劣化や点検についてはこちらの「屋根の劣化は気が付きにくい?メンテナンスのタイミングを解説!」をご覧ください。

屋根塗装とカバー工法、どちらを選べばいい?

屋根は状態が見えにくい場所です。
点検をするときは、屋根の写真を撮ってもらうことをおすすめします。

業者の中には別の家の屋根の写真を見せて契約を迫ってくる悪徳業者がいます。
点検商法のトラブルが発生しておりますので、点検や見積もりは2〜3社ほど声をかけて相見積もりすることが大切です。

悪徳業者の手口についてはこちらの「屋根が浮いていると指摘されたら?後悔につなげない対処方法を解説」で詳しく解説しております。

屋根塗装とカバー工法の選び方

屋根塗装とカバー工法、どちらを選べばいい?

【屋根塗装がおすすめな方】築年数が浅い場合は、まずは屋根塗装から始めましょう!

まだ築10〜20年あたりでしたら、野地板やルーフィングも大丈夫ですので、屋根塗装から始めていただくことをおすすめします。
セメントが原料のスレートやセメント瓦、モニエル瓦は、防水のために塗装されており、10年くらい経ってくると摩耗してきます。

塗装するタイミングは、こちらを目安にしてください。

【塗装するタイミング】
・塗装1回目は築10年目あたりから
・塗装2回目以降は、使用した塗料の耐用年数が目安

スレートなどの他に金属屋根も塗装する必要があります。
塗装が必要なのはトタンや鋼製の屋根材です。
近年普及しているガルバリウム鋼板は、基本的に塗装しなくても大丈夫です。

ただし、メンテナンスフリーではないこと、メッキが傷つくと錆びてしまうことなどがありますので、不具合が出ていないか10年くらいを目安に屋根点検していただくことをおすすめします。

ガルバリウム鋼板を塗装する場合は、下地処理や専用塗料を使うなど塗装方法が特殊になりますので、信頼できる業者にご依頼ください。

【屋根塗装がおすすめな方】屋根塗装ならカバー工法よりも費用を抑えられる

コスト面でも屋根塗装のほうがカバー工法よりも安く抑えられます。
カバー工法だと施工費もそうですが、屋根材やルーフィングなどの材料費がかかり、屋根塗装なら塗料や養生材、コーキングなどカバー工法ほど費用の負担がありません。
費用の安さを重視するなら屋根塗装となります。

ただし、屋根の状態も考えなければなりませんので、いくら工事費が安いとはいえ、屋根塗装だけだと対応できない場合があります

ある程度の年数が経っている場合は、屋根の状態やお施主様の条件(例えば後5年くらい保てばいいなど)に合わせて屋根塗装か、カバー工法かご検討ください。

【屋根塗装がおすすめな方】大掛かりな工事をしたくない

塗装なら工事に発生する騒音も限定的です。
工事規模でいうとカバー工法のほうが大掛かりになります。
なるべく工事にかかる負担を減らしたい方は、屋根塗装のほうが適しているでしょう。

屋根塗装についてはこちらの「屋根塗装は必要?塗装をするメリットと工事が必要な屋根材」をご覧ください。

【屋根カバー工法がおすすめな方】塗装できない屋根材

屋根材の中には塗装できないものがあります。
パミールやコロニアルNEO、セキスイかわらU、アーバニーなど初期のノンアスベストスレートは10年くらいで層間剥離を起こし、劣化が激しくて塗装できません

もし、このような塗装できない屋根材を使っている場合は、カバー工法を行なっていただくことになります
塗装できない屋根材は、1990年代後半〜2000年代半ば頃に製造されたノンアスベスト屋根材です。
業者による点検が必要ですので、信頼できる業者にお声がけください。

【屋根カバー工法がおすすめな方】築年数が20年を超えている

屋根の構造は、

1層目:野地板
2層目:ルーフィング
3層目:屋根材

の3層構造になっています。

屋根の防水は、屋根材が一次防水ルーフィングが二次防水の役目を持っています。
これらの中で最も重要なのが、二次防水のルーフィングです。

ルーフィングの寿命は20〜30年目ころになりますので、このあたりから屋根塗装ではなく、カバー工法など二次防水から修繕できるメンテナンスをご検討ください。

【屋根カバー工法がおすすめな方】屋根の延命を重視したい

カバー工法ならルーフィングから新しくなるため、塗装よりも屋根そのものの耐久性を向上させることができます
塗装では、いずれルーフィングの寿命がくるため、20年目以降にカバー工法などの工事を行うことになります。

それに代わり、カバー工法を行っておけば、しばらく大掛かりな屋根のメンテナンスはしなくても大丈夫でしょう。
そう頻繁に工事をしたくない方は、カバー工法がおすすめです。

屋根カバー工法についてはこちらの「屋根カバー工法とは?メリット・デメリットとおすすめな方を解説!」をご覧ください。

まとめ

【屋根塗装がおすすめな方】 【カバー工法がおすすめな方】
・築年数が10〜20年あたり
・費用を抑えたい
・大掛かりな工事をしたくない
・塗装できない屋根材
・築年数が20年を超えている
・屋根の延命を重視したい

屋根塗装がおすすめな方とカバー工法がおすすめな方は、上記の表をご参考に検討してみてください。
本格的なことは、実際に屋根の状態やお施主様のご要望など総合的に見て判断する必要があります。

ホーム・ビューティーは建物診断や見積もりを無料で行っております。
診断後は、お客様のご希望に適う工事プランをご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。

無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。

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